この先の編纂事象の座を得るべきは、より強く、優れたる人でなければならぬ!

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

始皇帝「空想樹メイオールとやら、この朕の庇護を賜るがいい。

最強最後の守護者として、朕は今一度大地に降臨しようぞ!」

ホームズ「…いや、待て、あれは何処に落ちるつもりだ?」

ゴルドルフ「ゲホッ、ゲホッ…

な、何なんだ…!?」

マシュ「阿房宮、落下…

皆さんはご無事ですか?」

ダ・ヴィンチ「てっきり体当たりを仕掛けてくるのかと思ったけど。

さては狙いが逸れたのかな?」

始皇帝「そのような愚考を口にするな。

朕の寛大なる恩情を正しく理解せよ。

汎人類史よ、カルデアよ。

これより其方らと朕とが競うのは人としての正しき在り方。

人類史の進むべき方向性。

ただ質量にて勝るというだけで決着としては何の解決にもならぬであろうが。」

ホームズ「…ただ秦帝国を守るのではなく、未来の支配権について議論しようというのか?」

ダ・ヴィンチ「なんで、ここに来てそんな譲歩を…?」

始皇帝「たわけ!

朕は皇帝なるぞ。

誰よりも人理の未来を憂える者ぞ。

確かに、この秦の人類史がひとたび剪定されたという経緯も一顧せねばならぬ。

だが、しかしだ!

編纂事象を進んでおきながら、いとも容易く存在証明を否定されおった汎人類史の愚昧さ、脆弱さもまた見過ごせぬ!

歴史は、人の意思にて紡がれねばならぬ。

この先の編纂事象の座を得るべきは、より強く、優れたる人でなければならぬ!」

マシュ「阿房宮から…

誰か出てきます!

あれは…

人、でしょうか。」

始皇帝「然り。

これなる姿は人たる存在の極致。

死を克服し、陰陽を超越し、不滅の真理に至りし唯一存在たる真人。