…なるほど。たとえ其方が倒れても、次の其方がまた現れると、そう信じて疑わぬわけか。

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

始皇帝「まさか、今のは——

朕の膝が、先に地に触れた、と…?」

ホームズ「…そうです。

納得されましたか、皇帝陛下。

聖躯のままであれば我々は戦いにすらならなかった。

だというのに、人としての戦いを挑んでくださった——

その肩に背負った責の重さ、敬服に値します。

ですが結果は出ました。

貴方は真人となってなお、その本質は守護にあった。

ですが守護とは神の役割。

…人間は、先駆する者なのです。

それがどれほど愚かで醜い本質だとしても。」

始皇帝「——ああ。

驚き、そして呆れるしかない。

藤丸よ…

其方の世界の民は、否、人民は、皆これほどまでに強いのか?」

「分からない。でも…

もし他の誰かであったとしても

ここにいる英霊たちは助けてくれた筈」

モードレッド「どうかねぇ。

バカにも種類があるからなぁ。

でもまあ——

藤丸ぐらいのバカが来たら、その時は手を貸すぐらいはするけどな?」

赤兎「はい。

そういう方のほうが私は信用できます!

なにしろ馬なので!」

始皇帝「…なるほど。

たとえ其方が倒れても、次の其方がまた現れると、そう信じて疑わぬわけか。

そのしぶとさ、生き汚さを誰もが備えているというなら…

群体としての『人』は、人民は、あらゆる障害を乗り越えて無限の未来に至るやもしれぬ…」

マシュ「はい、わたしたちもそう信じています。

…そして、そう信じてくれた人がいたのです。」

始皇帝「——いいだろう。

賭けに乗ろう。

編纂事象の将来を汎人類史に委ねる。

見事、栄華を極めてみせよ。」