これは…おそらく彼女なりのポリシーだろう。

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

「…あれ?これは…」

納品書:扶桑樹毒抗体、一服分

発送元:NFFサービス カスタマーサポート部

受領書不要

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ダ・ヴィンチ「ええっ?

コヤンスカヤがシャドウ・ボーダーに侵入してた?

一体いつ!?

どうやって!?」

ホームズ「タイミングとしては我々が空想樹との戦闘に気を取られている最中、しか有り得ないだろうが…

そんな短時間で突破できるほど安易なセキュリティではない筈なのだがね。」

ダ・ヴィンチ「たしかに、技術庁から扶桑樹の在処までは、彼女にも同乗させたけど…

まさかその隙に保安キーに細工を?

ああん、もう!

虚数潜航始める前のチェック項目がまた増えた!

他にも何を仕掛けられてるか知れたもんじゃない!」

ホームズ「いや、よりにもよって最終決戦の直中で侵入を許していたなら、他にもっと悪辣な妨害工作がいくらでも可能だった。

なのに彼女はただ解毒剤を置いただけで立ち去った。

これは…

おそらく彼女なりのポリシーだろう。

その解毒剤にも姑息な細工などないと見ていい筈だ。

こと契約については真摯な対応をする女性だろうからね。」