私は西の村を預かる山の翁、百貌のハサ—— んんんんんん!? なにぃぃいーー!?

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

呪腕「よい機会ゆえ、この村の頭目と引き合わせましょう。

我らはすでに協力関係。

こちらの新しい戦力として皆様を紹介致しまする。

ははは、今ならば話も円滑に進むでしょう。

あやつも皆様には感謝していましたからな。

お。

噂をすれば影。

うむ、こちらだ百貌の。

この者たちが先ほど話した、我らの新たな同胞だ。」

百貌「……お待たせ致しました。

この度の助力、感謝の言葉しかありません。

私は西の村を預かる山の翁、百貌のハサ——

んんんんんん!?

なにぃぃいーー!?

貴様はあの時のーーー!!!!」

「きゃあああああああああ! ちゃっべぇぇええええ!」

呪腕「おや。

既に知り合っていたとは。

これは話が早いですなあ。

はははははは。」

百貌「断る。

こやつらは信頼できぬ。

共闘なぞもっての外だ。

村人たちの手前、ここで殺さないだけでもありがたく思え。

持てなしもせんぞ。

我が村は今日の食料にも困っていた有様だ。

村人はもう二日はわずかな水と塩しか口にしていない。

貴様らなんぞにくれてやる食事はない。」

呪腕「……なんという……

素顔を晒してまでの威嚇とは……

藤丸殿、いったい何があったのです。

百貌は確かに陰湿にして意固地、恨みがましい性根ですが、計算高さもハサン随一。

藤丸殿が値千金の加勢である事、私が説かずとも分かろうというのに……」

「昔、ちょっとエジプトでね。運命は分からないなあ……」

百貌「ええい、終わった事のように語るな!

おまえたちのおかげで私は散々だ!

念入りに計画したニトクリス拉致計画を邪魔され、素顔まで晒され……!

そんな怨敵に助けられたなどという屈辱まで負わされるとは……!

初代様に知られれば間違いなく罰を受けよう!

私は絶対にこやつらとは共闘しない!

貴様もどうかしているぞ呪腕!

よりにもよって円卓の騎士どもを信頼するなど!」

呪腕「ははは。

まるで昔の自分を見ているようですなぁ。

これは説得は難しい。」

「のんきにお茶を飲んでる場合じゃないですよ!?」

ロマニ「うん。

呪腕のハサン君のイメージがどんどん変わっていくけど、これが素のようだね、彼。」

マシュ「はい。

山の翁たちにおけるベディヴィエールさんのような気がしてきました。」