あれは賢者の石とも呼ばれるフォトニック結晶。 今の地球上の科学では生成できないオーパーツだ。

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

マシュ「ここがアトラス院の中心部——

地下なのに空があります、マスター!」

ベディ「一つの街ほどある空間……

地下にこれほど広大な空洞を作るとは……

確かにここは学院のようですね。

人間に必要なもの、生活に必要なものが揃っている。

ここでなら学徒たちの心も健やかでしょう。

あの空が本物ではない、作り物であったとしても。」

ホームズ「そして、中心にあるあのオベリスクがアトラス院最大の記録媒体、疑似霊子演算器トライヘルメス。

カルデアに送られた霊子演算器トリスメギストスの元になったオリジナル、という事だね。」

「あれが……オリジナル……? そういえば、ここの造り……!」

ホームズ「そうだとも。

カルデアにあるものはあれのコピーにすぎない。

あれは賢者の石とも呼ばれるフォトニック結晶。

今の地球上の科学では生成できないオーパーツだ。

さて。

アクセス権は既に回収してある。

本来であればスタッフに声をかけるところだが……

見ての通り、ここは完全に無人の廃墟だ。

申し訳ないが無断で使用させてもらおう。」

マシュ「……はい。

ですが、なぜスタッフは不在なのでしょう。

砂に埋もれてはいるものの、機材はどれも正常稼働しているのに」

ホームズ「それは明白だ。

ここは2016年のアトラス院。

つまりキミたちの時代のものだからね。」

マシュ「わたしたちの時代のアトラス院……

そういえばダ・ヴィンチさんが言っていました。

時代の違うエジプト領の中に、更に時代の違う異物がある、と。

それはここの事だったんですね!」

ホームズ「そうだとも。

魔術師たちは燃え尽きたが、アトラス院そのものは消滅しない。

——さて。

まずは本題から入ろうか。

トライヘルメスには全ての事象が記録されている。

アトラスの錬金術師ではない我々にはその全てを知る事はできなくとも、単純な事実……

結果だけなら知る事はできる筈だ。

まあ、数学問題の解答だけを見るようなものさ。」