ちょっとそこに座りなさい! 体は大事に、って説法するから!

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

ロマニ「直上、魔力観測値3000000オーバー!

えーと、最高級の宝具火力が1000から3000だから——

えぇい、とにかく比較するのも馬鹿らしい熱量だ!

みんな、急いで退避を……!

消し炭になるぞ!」

フォウ「………………。」

「逃げるぞ、みんな……!」

マシュ「でも……村の人が……!」

???「いや、どちらも無理だ。

逃げるのも、助けるのもな。

こりゃあどう見ても全滅だ。

初めから、あちらさんが本気になればこうなるのは目に見えていただろ?」

呪腕「何者だ!

知ったような口を利くな!

姿を見せ——

アーラシュ殿……!?」

アーラシュ「よっ。

すまん、ドジをした。

あっさりやられて谷底に落ちちまった。

……はあ。

二日持たせると言ってこのザマだ。

文句、苦情、叱責はじゃんじゃん言ってくれ。」

マシュ「アーラシュさん……

その傷……

もう……」

三蔵「なに言ってるの、叱るとしたらアナタのその有様よ!

そんな体でここまで戻ってきたの!?

ちょっとそこに座りなさい!

体は大事に、って説法するから!」

アーラシュ「はは、それは有りがたいが、そりゃあ後の楽しみにとっておくとしよう。

失態は見せたが——

こうして、名誉挽回の機会には間に合ったワケだしな。」

「アーラシュさん……?」

アーラシュ「そこ、暗い顔すんなって。

誰も彼もそうだが、おまえさんには特に似合わん。

ついでに言うと、奮戦虚しく全滅、なんて結末もな。

なんで、俺も一度ばかり本気を出すよ。

おまえさんらは洞窟まで下がっていてくれ。

生き残った連中の面倒をよろしくな。

安心しろ、洞窟まで衝撃はいかせない。

単に、近くにいられるとやりにくいだけさ。」