余も戦場にて王威を示したいところだが——おそらく、他にやるべき事がある。

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

オジマン「——さて。

何の話をしていたのだったか。」

「堂々と玉座に座り直した……!」

ニトクリス「そこ、いちいち茶々を入れるのではありません!

ファラオ一流の切り返しと思いなさい!」

オジマン「汝らは力を示した。

であれば、余も無下には扱えぬ。

己の民だけを守っていては獅子王と同じ、か。

玄奘三蔵。

貴様の言う通りだ。

余は先を見据えるあまり、もっとも安全な道を選んだ。

それは強固ではあるが、同時に狭い話だった。

ふん……

なまじ聖杯なぞ手にしたが故に、柄でもない事に執心しすぎたのかもしれぬ。」

(何かを投げた音)

マシュ「え……

オジマンディアス王、これは……」

オジマン「褒美だ。

くれてやる。

それに足るだけの、胸のすく戦いであった。

だが、この時代は他の特異点とは違う。

聖杯を得るのみでは人理は修復されぬ。」

ダヴィンチ「承知しているとも。

獅子王の聖槍を止めなければ、この時代の乱れは消え去らない。

オジマンディアス王。

貴方は切り札である聖杯を手放した。

それは、我々の聖都攻略に協力する——

という意味でいいのかな?」

オジマン「みなまで言わせるな、美しい女よ。

既に外の守護獣どもは引き上げさせた。

おまえたちには余の神獣兵団を貸しだそう。

余も戦場にて王威を示したいところだが——

おそらく、他にやるべき事がある。

聖都攻略は貴様らだけで行え。」

三蔵「神獣兵団って、外のスフィンクス軍団ね!

この国の最強の部隊じゃない!

ありがとう、オジマンディアス王!

本人が来てくれないのは残念だけど!」

オジマン「フン。

そこは戦場での見せ場を奪われなくて助かった、と喜んでおけ。」