ここは神代の終わりだからね。西暦に比べれば英霊召喚の難易度は低いのさ。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

ギル「この時代が起こした災いは、この時代の者が解決する。

そやつらに出番があるとしたらその先であろう。

そしてマーリン。

貴様と契約した者は誰だ?

貴様を呼び出した者はカルデアではなくこの我だ。

であれば、我の為だけに働け。」

マーリン「む。

それを言われると心が苦しいな。

心とか、ちょっとしかない私だけどね。」

ロマニ「いや、なに重要な事を流しているんだマーリン!?

キミを召喚したのはウルクの祭祀場ではなく、そこのギルガメッシュ王なのか!?」

マーリン「おや。

私はそう言ったつもりだったのだが。

そう、彼こそ『戦う者』から『唱える者』に装いを変えた賢王。

ウルク市を、ひいてはメソポタミア世界を護るため、魔術師としてその神血を奮う、普段より何割か話の分かる、綺麗なギルガメッシュ王だ!」

ギル「……業腹だがな。

此度の災厄は我ひとり強ければいい、というものではない。

民を守り、国土を守り、生活を安定させ——

このメソポタミアの全てを使って戦う必要がある。

その為に王律鍵は封じ、魔杖に持ちかえた。

そこな半魔を召喚したのもその一環。

カルデアの召喚術とは違う、正真正銘の英霊召喚というヤツよ。」

ロマニ「そっかぁ……

ちょっと自信無くしちゃうなあ……

いくら古代王だからって、そんな気軽に英霊召喚を成功させちゃうとか……」

マーリン「そこはそれ、ここは神代の終わりだからね。

西暦に比べれば英霊召喚の難易度は低いのさ。

逆に神秘が薄れた二十一世紀であれば、王様だろうと私だろうと、魔術による英霊召喚は困難だ。」

ギル「そういう事だ。

貴様らの行為は傲慢極まるが、その召喚システムは神域の才が成したもの。

その努力、研鑽、そして奇蹟を我は笑わぬ。

そして、その細い糸のような希望に応えた努力もな。

フン——

第六特異点までの働き、見事である。」

「王様に褒められた!?」

ギル「だが、それと我の時代の話は別だ。

我は貴様らを必要とせん。

どうしても我の役に立ちたいと言うのであれば、下働きから始めるがいい。

祭祀長!

こやつらの待遇は貴様に一任する!

面倒だろうが、面倒を見てやるがいい!」