ただ殺す。それだけでいい筈なんだ。…そうだ。ボクは、エルキドゥではないのだから。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

ロマニ「……ふう、助かった。

エルキドゥ、ウルク北部方面に撤退したようだ。

こちらの劣勢だったのに、どうして撤退したのかまるで分からないけどね。」

「ギルガメッシュ王の加勢があったから?」

ギル「馬鹿者。

我が手助けしたとしても戦力差は覆らぬ。

天の鎖を倒すものは天の楔のみ。

だが、今の我に乖離剣は使えぬ。

戦いになれば貴様と共に死んでいたわ。

どちらにせよ過ぎた事だ、気にするな。

調べるべきものは調べ、見たいものは見た。

ウルクに帰るぞ藤丸。

次は貴様がもっとも得意とする仕事を与えてやろう!」

エルキドゥ「っ……

まだ機能が一致しない。

出力と動力のバランスが、乱れている。

記録が秩序だっていない。

以前の戦闘記録ばかり閲覧している——

……分からない。

この胸の故障はなんだ。

どうして撤退なんかしているんだ、ボクは……!

……ボクの方が強い。

あの王より、ボクの方が強かった……!

なのに、どうして——

戦えば死ぬ、なんて、安全装置(ブレーカー)が働いたんだ……!

(目標のない攻撃)

……アイツは殺すべき相手だ。

母さんにとって、最大の障害だ。

殺さなくちゃ。

殺さなくちゃ。

殺さなくちゃ。

母さんの為にも、殺さなくちゃ。

でも話を……

いや、会話をする余地はない。

ただ殺す。

それだけでいい筈なんだ。

……そうだ。

ボクは、エルキドゥではないのだから。」