とにかく! 私からのあっりがた〜いアドバイス、感謝して聞きなさい!

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

イシュタル「まあいいわ。

そんな話より、今夜は忠告に——

は、は、くしゅん!

(姿が変わる)

忠告に来たのよ。

ケツァル・コアトルへの対策としてね。

……ちょっと。

人が親切に教えてあげようって言うのに、また逃げようとしなかった?

私の気のせい?

果実水おいしいです?

……そ、そう。

それならいいけど……

とにかく!

私からのあっりがた〜いアドバイス、感謝して聞きなさい!

いい?

アイツは善なる神、善性の頂点よ。

逆説的に“善なるものでは敵わない”特性なの。

アイツに有効打を与えられるのは悪性のもの。

だから、戦闘になったら悪性のサーヴァントで挑みなさい。

そうすれば前よりマシな戦いになるはず。

間違っても私(イシュタル)に頼らないコト!」

「そうだったのか……! さすが女神さま!」

イシュタル「ええ、当然よ!

私はメソポタミアで最も賢く、聡明な女神なのだから!」

「でもちょっと世間知らずでは?」

イシュタル「そ、それは……

まあ、ちょっとはね。

基本的には神殿にいるから、私。

外のことは知識でしか知らなかったのよ。

だって、生まれてからすぐ職務を与えられて、自由なんてなかったし……

こうしてマトモに話してくれるトモダチなんて、本気でアナタが初めてだし……

そんなアナタだから放っておけなくて、こうして助けてあげてるワケだし……」

「初めてのトモダチとは光栄だ。自分もキミは放っておけない」

イシュタル「そ、そうかしら?

ぜんぜんそうは思わないけど、もしかして気が合うのかしらね、私たち……!

(物音)

ひゃっ!?

ふ、二人きりのところ、誰かに見られた!?」

フォウ「フォウ? フォウフォフォフォ〜ウ?」

イシュタル「……なんだ、小動物か……

……って、また災厄の獣かっ!

アナタ、よくそんな物騒なの連れているわね……

そいつ、人間の欲望を食べる霊獣よ?

そいつを村に放り込むだけで一年後には手の付けられない怪獣になるって知らない?

まだ懐かれて間もないなら、悪い事は言わないのだわ。

さっさと溶岩の中にでも放り込んでしまいなさい。」

「もうすぐ一年ですよ? そうなのかい、フォウくん?」

フォウ「フォウ。フォウフォウフォウ(てしてし)」

イシュタル「ちょっと、気安くほっぺた叩かないで!

ああもう、分かったわよ、戻ればいいんでしょう!?

とにかく忠告はしたわ!

そろそろ眠るのだわ!

私は手助けできないけど、ケツァル・コアトルとの戦い、しっかりね藤丸!」

(歩き去る音)

「おやすみ、女神さま」

フォウ「フォ〜〜〜ウ?」