三女神による時間稼ぎは、これで終わりだ。我らの本当の神(はは)の姿。人間たちの原罪の姿をとくと見るがいい。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

ロマニ「!?

観測が途切れている!

シバが黒く変色して、光が戻らない!

藤丸君、そっちでは何が起こっている!?

ゴルゴーンは消滅した、その時代の危機は去った!

なのになぜ、まだ第七特異点は存在しているんだ!?」

キングゥ「……ここまでか。

いけない、ボクも熱くなってしまった。

予定より一日早く決着がついてしまったからね。

やりすぎではあったけど、彼女はよく尽力してくれた。

だから——

母さんが目を覚ますその時まで、少しでも長く生きていて欲しかったのだけど。」

ロマニ「シバ02、06、09、破損!

その揺れは局地的なものじゃない!

時空震だ!

メソポタミア世界すべてに起こっている空間断裂と推測される!

一体、何が——!」

マーリン「っ……!」

マシュ「マーリンさん!?」

マーリン「……しまった、そういう事か。

化かし合いにおいて、一枚上をいかれるとは。」

キングゥ「ああ。

そういう事さ、小賢しい夢魔。

キミは母さんに夢の檻を仕掛ける事で、その目覚めを先延ばしにした。

しかし眠りに落ちた母さんはボクに聖杯を与え、第一の息子とした。

となれば、ボクの仕事はたった一つ。

いかにして母さんを眠りから引き上げるか、だったが……

なに、簡単な話さ。

生きている内は覚めぬ眠りなら、一度殺してしまえばいい。」

マーリン「ゴルゴーンがティアマト神の権能を持っていたのは、コピーしたからではない。

同調——

本物のティアマトのティアマト神と感覚を共有(シェア)する事で獲得した百獣母胎……!」

キングゥ「そう。

そしてゴルゴーンはいま死んだ

その死は同調していた彼女に到達し、深い眠りから解き放った。

結果、キミは微睡む彼女の夢の中でその正体を晒し、無残に握り潰されたのさ。

——さて。

三女神による時間稼ぎは、これで終わりだ。

我らの本当の神(はは)の姿。

人間たちの原罪の姿をとくと見るがいい。」