事実だ。ラフムの二度の襲撃と海洋の侵食により、ウルク第一王朝は崩壊した。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

ギル「戻ったな藤丸。

では現状を纏める。

まずは兵士の報告だ。」

ウルク兵士「ハッ!

現在、ウルク市に残った市民は三百六名。

うち軍属が二百十二名、残りは一般市民となります。

市民たちは避難を拒否したものの、王のお言葉もあり、先ほど北壁への避難を同意いたしました。

北壁に逃れた市民のうち、生存者は百五十七名。

昼間のラフム襲撃の後、北壁で生き残った兵士は三十八名。

合わせ、五百名の人間が、現在シュメルに残された人命となります。」

マシュ「——え?

五百……

たった、の……?

すみません、今の報告は間違いです、よね……?」

ギル「事実だ。

ラフムの二度の襲撃と海洋の侵食により、ウルク第一王朝は崩壊した。

たとえこの窮地を乗り越えようと、この人口では王国は維持できぬ。

衰退するのみであろう。」

マシュ「な——」

ギル「案ずるな。

我らが滅亡しようと主メルの文化が生き残れば、後に続くものが現れよう。」