アナタには、いえ、人間には本気で彼女を憎んでほしかった。 彼女の復讐に、全力で向き合ってほしかった。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

「ケツァル・コアトル、ティアマトの事、知ってた?」

コアトル「エリドゥで見てもらった円筒印章の事ね。

ええそう。

私はティアマト神の事を知っていました。

ゴルゴーンが彼女の意識に同調して、自分をティアマト神の再来と思い込んでいた事も。

でも、私は悪い女神だったので。

ゴルゴーンにもアナタにも、ホントの事は言えなかったデス。

ゴルゴーンとはトモダチになりたかったデスけどネ。

あの円筒を見せたのは、私の精一杯の弁明ですヨ。

まだ先はある、注意してクダサイ、って。」

「それはゴルゴーンのため?」

コアトル「それは……

……そうです。

私は、あの時だけ人間にではなく、ゴルゴーンの味方をしました。

アナタには、いえ、人間には本気で彼女を憎んでほしかった。

彼女の復讐に、全力で向き合ってほしかった。

ゴルゴーンは偽物で、神の脅威はその後に控えていると言ったら、みな彼女を軽んじ、憐れんでしまう。

私はそれがとても嫌でした。

だからあんな、回りくどい弁明をしたのです。

まあ、このように藤丸君にはバレてしまいましたが!

みっともないですネ!」

「みっともなくないです。ゴルゴーンの為にも、ありがとう」

コアトル「………………ぐすっ。

…………こちらこそありがとう。

あの子を、最後まで看取ってくれて。

——って、なんでもありまセーン!

湿っぽいのはよくないデスねー!」