今は人類史を脅かす災害、と覚えておけ。英霊召喚の元になった、人類の自滅機構と安全装置とな。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

マシュ「……あの、ギルガメッシュ王。

人類悪とは何なのですか?

それが七つとは?」

ギル「なんだ、知らんのか?

貴様らはこの探索の中で、既に答えを得ていたと思ったが。

人類悪とは、文字通り人類の汚点、人類を滅ぼす様々な災害を指している。

これは人類が発展すればするほど強くなり、その社会を内側から食い破る癌のようなもの。

言ってしまえば人類史に溜まる淀みだ。」

ダヴィンチ「ゴルゴーンのような復讐者、という事かい?

敵意によって人類を滅ぼすもの、といった?」

ギル「逆だ、美しいものよ。

人類悪とは人類を滅ぼす悪、ではない。

人類が滅ぼす悪、だ。」

マシュ「人類が……滅ぼす悪?」

ギル「そうだ。

……ふん。

そのあたりの解説はいずれ、しかるべき者にさせるがいい。

今は人類史を脅かす災害、と覚えておけ。

英霊召喚の元になった、人類の自滅機構と安全装置とな

七つの人類悪。

これも霊基として存在し、顕現する。

人間の獣性によって生み出された七つの災害——

即ち、クラス・ビースト。

魔術王が呼び覚ましたのは、この獣であろう。」

イシュタル「待って。

原初の海と言ったら母さんでしょ。

この異常は私たち神々の母……

ティアマト神が起こしているものじゃないの?」

ギル「阿呆。

そのティアマト神がビーストだと言っている。

我らが挑む相手は正真正銘、原始世界の神体だ。」

マシュ「クラス・ビースト……

七つの人類悪……

それが、わたしたちの敵の名前なのですね?」

ギル「そうだ。

災害の獣どもの総称だとも。

この地に現れたビーストは完全に目覚めてはいないようだ。

なにしろ反応がない。

そうだな、カルデアの?」

ダヴィンチ「ああ、ギルガメッシュ王の言う通りだ。

現在、そんな凶悪な霊基反応はどこにも発見できない。

あるとすれば、ねえ?

もう言うまでもないと思うけど、やっぱりねぇ?」

コアトル「黒く染まっていたペルシア湾の中でしょうね。

ウルクに向かう途中、空から様子が見えたわ。」