他の目的、他の意味不明な感傷など余分だ。 ただティアマト神のために動く人形。 それがボクだ。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

キングゥ「……まあいい。

分かったのなら下がれ。

オマエたちでは、ケツァル・コアトルに及ばないからね。

屑のように居るとはいえ、同じ母から生まれた兄弟だ。

むざむざ殺させる訳にはいかない。」

マシュ「……同じ兄弟……?

アナタとラフムがですか?」

キングゥ「……そうだとも。

認めたくはないけどね。

彼らはボクをベースに、より単純化して量産された兵隊だ。

そしてボクは、唯一の仔としてティアマト神に作られた指揮官だ。

出来が違うのも当然だろう?」

マシュ「……マスター。

あの人は、その……」

「……ああ。致命的に間違えている。……キングゥ、キミは——」

マシュ「キングゥ。

アナタはティアマト神の仔ではありません。

ティアマト神の手で作られたのかもしれませんが、ティアマト神から生まれたものではないのです。

その体はエルキドゥさんを参考にして作られたもの、とアナタは言いました。

……でも、それは違います。

アナタの体はエルキドゥさんの遺体そのもの。

アナタは、おそらく……

エルキドゥさんの遺体を利用して作られた、合成魔獣なのだと思います。」

キングゥ「——なんだって?」

マシュ「アナタは『新しいヒト』ではなくて……

おそらく、ティアマト神を目覚めさせる為に作られた……」

キングゥ「——くだらない。

仮にそうだとしても、何か問題が?

母さんから生まれたモノでないにしても、ボクは母さんに命を与えられた、母さんの息子だ。

この体……

エルキドゥの事も知らない。

他の事も、かつての事も記録していない。

けど、それのどこが間違いだと言うんだい?

ボクにはその存在理由だけでいい。

他の目的、他の意味不明な感傷など余分だ。

ただティアマト神のために動く人形。

それがボクだ。

キングゥは、そのように作られた人形だ。」