我は二度、友を見送った。一度目は悲嘆の中。だが此度は違う。その誇りある勇姿を、永遠にこの目に焼き付けたのだ。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

「あいたた……っ、無事か、マシュ!?」

マシュ「……はい。

衝撃で意識を失っていたようです。

——っ、ティアマト神とラフムは!?」

「……ああ。見てごらん」

マシュ「——これは。

鎖……

鎖状のものが、ティアマト神を拘束しています……

一体なにが……?

それに、どのくらいの時間が経ったのでしょうか……?」

ギル「目を覚ましたようだな。

少しは休めたか?

それは重畳。

では、この後を任せられるというものだ。

見ての通り、ティアマト神は我らが目前。

あと数歩こちらに踏み込めば、このジグラットは灰燼に帰す。

——ハ。

だが悔しかろう、その一歩があまりに重い。

……わずか一刻の束縛だったがな。

まさに、気の遠くなるような永劫であった。

——さらばだ、天の遺児よ。

以前の貴様に勝るとも劣らぬ仕事——

天の鎖は、ついに、創世の神の膂力すら抑えきった。」

ティアマト「Aaaaaaーー

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーー!」

エレシュキガル「ギルガメッシュ王、聞こえる!?

こちら、冥界のエレシュキガルだけど!

ウルクの地下と冥界との相転移、完了したわ!

あとは穴を掘るだけよ!」

ギル「だ、そうだ。

聞いていたな、イシュタル?」

イシュタル「もちろん。

準備はとっくに出来ているわ。

この一時間、アンタらしくない顔を見ながらね。

……でも、アナタはそれでいいの?

悔いとかないの?」

ギル「——無論だ。

何を悲しむ事があろう。

我は二度、友を見送った。

一度目は悲嘆の中。

だが此度は違う。

その誇りある勇姿を、永遠にこの目に焼き付けたのだ。」

イシュタル「……もう。

そっちの話じゃないわよ、ばか。

……あーあ。

結局、最後まで眼中になし、か。

ま、今の私にはどうでもいいコトだったけど。

ちょっとだけ悔しいわね、私(イシュタル)。

——さて!

アンニュイなのはこれで終わり!

後は野となれ花となれ——

未練もろともフッ飛ばしてあげようじゃない!

いくわよ、金ピカ、藤丸!

注文通り、その足下、容赦なくブチ抜いてあげる——!」