災害の獣、人類より生じた悪よ。 回帰を望んだその慈愛こそ、汝を排斥した根底なり。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

ロマニ「ビーストⅡ、背部の角翼を展開!

ほら見ろ、マーリンが煽るから本気になった!

冥界への侵食は止められてもビーストⅡ本体は止められない!

ウルクに——

地上目指して飛ぼうとしている!」

「翼が復元したのか……! マーリン、何かないのか!?」

マーリン「……ふむ。

二柱の女神による真体の足止め、ウルクを餌にした冥界の落とし穴、“天の鎖”による拘束、冥界の刑罰、そして私の綺麗なだけの花。

藤丸君。

そして英霊たちよ。

ここに至るまで、実に多くの手を尽くしてきた。

だが、まだ足りない

あれはまだ恐怖を知らない。

天敵を知らない。

彼という死を知らない。」

マシュ「彼……?

他にまだ、助っ人さんがいるのですか?」

マーリン「ああ、いるとも。

とっておきの凄いのがね。

では、はいったい誰に呼ばれたか?

ギルガメッシュ王でもない。

魔術王の聖杯にでもない。

……言うまでもない。

キミだ、藤丸君。

彼はキミに礼を返すためにその冠位を捨てると言った。

そして敵は人類悪、ビースト。

初めから、彼がこの地に現れる条件は整っていたんだよ。

キミたちの戦いは、全てに意味があったのさ。」

ロマニ「——まさか。

以前、この冥界で藤丸君の生命反応が消えていたのは、もしかして……!」

マーリン「その通り。

さあ、天を見上げるがいい原初の海よ!

そこに、貴様の死神が立っているぞ!」

ジウスドゥラ「……死なくして命はなく、死あってこそ生きるに能う。

そなたの言う永劫とは、歩みではなく眠りそのもの。

災害の獣、人類より生じた悪よ。

回帰を望んだその慈愛こそ、汝を排斥した根底なり。」

ティアマト「Aaaaaaaaーー

AaAa、AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーー!」

ジウスドゥラ「冠位など我には不要なれど、今この一刀に最強の証を宿さん。

獣に堕ちた神と言えど、原初の母であれば名乗らねばなるまい。

——幽谷の淵より、暗き死を馳走しに参った。

山の翁、ハサン・サッバーハである。

(飛び降りる音)

晩鐘は汝の名を指し示した。

その翼、天命のもとに剥奪せん——!」