怪物だって自然の一部だ。俺の頃はよくいたもんだ。なにせ、俺の仕えてた王は竜殺しの直系だしな。

幕間の物語(男性鯖)

アーラシュ「戦闘シミュレーションだからって気を抜くと、痛い目みるぞ。

ピリッと痺れるくらいはあるだろ?

ぶつかるのは木ばかりじゃないぜ。

獣もいれば、怪物もいる。」

「怪物? キメラとか、ああいう?」

アーラシュ「ああ。

森ってのは自然の領域だ。

だから当然、怪物連中だっているさ。

魔術師たちに言わせりゃ『神秘』だったな?

多少珍しいかもしれないが、怪物だって自然の一部だ。

俺の頃はよくいたもんだ。

なにせ、俺の仕えてた王は竜殺しの直系だしな。」

「ドラゴン? ……ワイバーン、とか?」

アーラシュ「そいつだ。

そりゃもう大層強かったそうだ。

本物の竜種は滅多になかろうが、それでもな。

格落ち程度の奴がいても不思議はない。

当世にゃ殆ど残っちゃいないって話だが、レイシフト先ってのは過去の時代なんだろう?

なら、森ではなるべく気を抜くな。

マシュやドクター、サーヴァントがおまえを守っていても、戦いの要はおまえだ、藤丸。

英霊を召喚し、魔術や令呪を操るおまえこそ力の中心だ。

勝つも負けるも、おまえさんの——

指示次第だぞ、っと!!」

(無数の矢で敵を撃退)

マシュ「ランダム発生と思われる敵性反応を感知しました!

って、もう既に数体倒されています!?」

ロマニ「アーラシュの弓矢作成スキルか!

女神アールマティの加護を受けた彼は、弓矢の伝説的な製作者でもある!

リアルタイムに、魔力から矢を形成して放ったりできるんだっけか!」

アーラシュ「解説どうも。

来るぜ、マスター。

さっそく出番だ!

指示を頼む。

まずはこいつらを蹴散らそう。

それから……

撤退だ。全力で。」

「撤退? 撃破すればいいだけでは?」

アーラシュ「ランダムって話だし、必要はないと言えばないんだろうが。

こいつらが『自然の産物』だと仮定すれば、近くに群れの本体がいる可能性がある。

敵兵の斥候あたりでも同じだ。

本隊がいる可能性がある。

訓練なんだろ?

なら、リスクを想定して動いた方が経験になる!」

「そうかもしれない! ……無駄に疲れるだけではないでしょうか!」

アーラシュ「はははは!

まあ、そう言うな!

まずは戦闘だ!

それから、全速力で離脱!

いくぜ!」