その答えは状況が平穏だからこそ許されるもの。 危機に陥ったとき、真にその答えを選べるかどうか。

幕間の物語(男性鯖)

アルジュナ「はは……ははは!

ははははは!

私の勝ちだ!

私の、私の、私の——!」

「アルジュナ……?」

アルジュナ「……!

マスター————貴方は————。

私の、顔を、見たな?」

(起き上がる音)

アルジュナ「目覚めましたか、マスター。

……驚きました。

その目を見るに、状況の意外性に面食らってはいないようですね。

どうやら、サーヴァントの夢の中に落ちたようです。

恐らく私か、私と関係する誰かでしょう。

私であった場合、申し訳ありません。」

「慣れた気がする。いつもの夢だよね?」

アルジュナ「……さすがですね。

しかし慣れすぎてもいけません。

いつか別種の悪夢に囚われることになるやも……。

夢で死ねば、精神が死にます。

ともかく、こんな暗闇ではどうしようもありません。

この場所を把握しなければ。

マスター、動かないで下さい。

ここで1度見失うと、探すのは限りなく困難です。

……微かですが、風の流れる方向を感じます。

そちらに向かいましょう。」

(中略)

アルジュナ「……マスター。

良くない報せが2つ。

1つ、瘴気が強くなりました。

2つ、先ほど戦った連中とはレベルが桁違いです。

……まさか、これは……。」

「どうしたの?」

アルジュナ「……ともかく前に進みましょう。」

アルジュナ「地下迷宮にしては空気が乾いていますね。

……なるほど。

ここは私が生きていた世界に近い。

このような迷宮の存在は、ついぞ聞いたことがありませんが。

そして——。

強い王気を感じます。

ここが私の世界に程近いとすれば、恐らく……。」

ラーマ「おお、来たか!

アルジュナよ!」

アルジュナ「やはり、貴方か。

偉大なるコサラの王、ラーマ。」

ラーマ「まさか大英雄の誉れも高い貴様に言われるとは光栄だな!

それでは、次の問いに答えよアルジュナ。

貴様は誇り高き戦士(クシャトリヤ)か?

それとも、別の——違う何かか?

さあ、戦いの後で答えを聞かせて貰おう!」

(戦闘後)

アルジュナ「——答えを。

私は戦士であるが、同時に使い魔(サーヴァント)である。

戦士の誇りを抱こう。

使い魔として任務を果たそう。

両立することはできる。

戦士としての誇りは失うことなく、使い魔として忠を尽くすことも。」

ラーマ「理屈では理解しているか。

さすがはアルジュナ、実に真っ当な答えだ。

されど、その答えは状況が平穏だからこそ許されるもの。

危機に陥ったとき、真にその答えを選べるかどうか。」

アルジュナ「……私を侮辱する気か?」

ラーマ「——次の試練に向かうがいい、英雄。

宿命の敵が待っているぞ!」