たぶん…きっと、もしかしたら、親友だったのかもしれないわ。私たち。

幕間の物語(女性鯖)

【翌日 午前のお茶の時間】

ロビン「——ほおう、夢ですかい。

ま、そういうコトもあるでしょうよ。

昨夜はたいそう珍しく、空も晴れわたってやがりましたからねえ。

夢の一つや二つ、見たっておかしかない。

過ごしやすけりゃ心頭も休むってワケですし?」

サンソン「……警戒態勢も特殊なシフトになっていた。」

ロビン「なってたねぇ。

オレもちょいと駆り出されたが、ま、特に何もなかったぜ。」

アビゲイル「……まあ、そうだったの……?

全然気づかずぐっすり眠ってしまっていたわ……。

マスターのお部屋を訪ねたような気もするけれど……

朝には自分の部屋にいたし……。」

サンソン「どんな夢をみたのです、アビー?

よければ語って聞かせてください。」

アビゲイル「……え……ええ。いいわ?

あまりはっきりとした内容でなくて申し訳ないのだけれど……。

お友達の夢を見たの。

私が暮らしていた村で、一緒だったお友達の夢。」

サンソン「と、すると……

アビー、きみの故郷“セイレム”ですね。」

ロビン「……………………。」

アビゲイル「——うん、そうよ。

とても綺麗な……

真っ白な髪をした子だったわ……。

あとは、その、ぼんやりとしてよく思い出せないのだけれど……。

星の妖精のような神秘的な雰囲気の女の子だったことは、じんわり胸に残っているの。

たぶん……きっと、もしかしたら、親友だったのかもしれないわ。私たち。」

ロビン「……そうっすねえ。

きっといい友達だったんじゃねえっすかね。

馬糞を投げ合ったり、お茶のカップでカエルを泳がせたり。」

アビゲイル「もう……ロビンさんたら……!

そんなことしないわ?

女の子だって言ったでしょう?

休息日はちゃんと一緒に教会へ行って……

海辺で拾った貝殻をふたりの名前の形に並べてみたり……。

大人たちには秘密の場所で、可愛いパッチワークのキルトを縫いながら、お喋りしたり……。

そういう——」

ロビン「……へいへい。ご馳走サマ。」

『——そんな、夢のような出来事だったの』