我が武器、我が宝具、共に最強。 私こそが最高のサーヴァントだと、胸を張って宣言してもいいのですよ?

幕間の物語(男性鯖)

マシュ「わ……。」

アルジュナ「……さて。

これで威力は本来の一割というところです。」

マシュ「い、一割ですか。」

アルジュナ「藤丸、貴方を我がマスターと認めていますが、同時に忠誠を誓った訳ではありませんでした。

この世で何にも勝る大事なものは信頼です。

共に戦うことで、貴方を知ることができました。

しかし、まだ足りません。

そこで、マスターを試させて頂きます。

簡単です。

私と共に三度の戦いを潜り抜けて下さい。

その際、私は全てマスターの指示に従います。

逆に言うと、指示以外のことは一切しません。

私という“武器”をどうやって扱うのか……。

それを見せて下さい。

いいですね?

……ああ、もちろん他のサーヴァントに手伝わせるのも問題ありません。

それでは、よろしくお願いします。」

(中略)

マシュ「ふぅ……。」

アルジュナ「お見事です。

認めましょう、マスターの指揮能力に問題はありません。

それでは最後の試練です。

これから先の戦いを見据えて、最大の敵——つまり、

サーヴァントを用意して貰いました。

知性なき獣にあらず。

紛れもない、世界に認められた英雄(そんざい)。

勝利しなければならない。

相手がどんな強敵であっても、私は輝かしい勝利を得なければ。

……いえ、勝利を得なければならないのは我々ですか。

さあ、戦いましょう。

私は沈黙の矢となり、マスターは私という矢を、敵と認識した者へ射ち放つ。

それこそがサーヴァントとマスターの理想的な在り方です。

では、行きましょうマスター。」

(戦闘後)

アルジュナ「——よろしい。

やはりマスターとしての資質は本物だ。

私も全幅の信頼を置いて、武器を預けられるというもの。

我が弓の名は『炎神の咆哮(アグニ・ガーンディーヴァ)』。

炎の神から賜ったこの世に打ち落とせぬものはなき、神の弓。

その真価を、これから先の戦いでお目にかけましょう。

(獣の咆哮)

……おや?

——フフ。

おあつらえ向き、というべきですか。

早速ですが、真なる焔をご覧に入れましょう……!」

(戦闘後)

アルジュナ「炎神(アグニ)の業炎により、塵のように消え去れ!

……いや、まだ足りないな。

破壊神(シヴァ)よ、その力で天より罰を与えよ!

……いかがでしたか、マスター。

いえ、何も言われる必要はありません。

これにより、我が力は完全に立証されました。

我が武器、我が宝具、共に最強。

私こそが最高のサーヴァントだと、胸を張って宣言してもいいのですよ?」

マシュ「あ、あの……。」

アルジュナ「はい?」

マシュ「森が更地になったのですが——。」

アルジュナ「…………ええと。

少し張り切りすぎたようです……

申し訳ありません。」