その馬な——そいつもいい。実にいい。というか、ライダーのクラスに悪いヤツはそういない。俺はそう主張したい。

幕間の物語(男性鯖)

アキレウス「堂々としたもんだ。

王ってのは苦手極まる部類だが、おまえさんは特別だ。

なかなか気に入った。

それに、その馬な——

そいつもいい。実にいい。

というか、ライダーのクラスに悪いヤツはそういない。

俺はそう主張したい。」

アレキサンダー「はあ、はあ……

それは、僕も同感、だけど……

なんて事だろう……

貴方には将才もあったのか……!

あの、エリザベートの歌みたいにグチャグチャだった海賊たちの動きが、こんなにも見違えるなんて……

一騎打ちじゃない、兵を用いての競い合いは……こんなに楽しい……!

僕はこの感覚をいずれ知るし、本当は既に知っている。

でも、いま僕は思う。

きみと……いいや、貴方と、もっと戦いたい。

僕は、この高揚を、戦いの誉れを、いつか……。

もっと……。

多くの、者、たちに……。」

マシュ「あっ、アレキサンダーさん——!?」

ロマニ「魔力的にはまだいけるはずだけど、これは、いわゆる気力が尽きたってやつかな。

寝ちゃったね。」

海賊「……すげえ。

すげえもん見ちまったぜ、オレたち……。

そしてよく生きてるなオレたち……。

空を飛んだり雷電を呼ぶ馬がいるとか……。

なんか一から人生見直したっつーか……。

うん、ムリ!

こんなのがゴロゴロいる海で海賊なんて自殺行為だった!

オレたちには畑と山が似合ってると見た!

用心棒のセンセイ、オレたちスパッと足を洗いますわ!

これまでの武芸授業料は出世払いというコトで!

そんじゃ!

お、おう?

出世払いっつっても、オメーら陸にあがったら捕まって牢獄行き……」

アキレウス「ま、いいか。

どうあれ達者でな、バカども!」

マシュ「……戦闘、終了しました。

味方の損害はなく、あちらにも死者はありません。」

「気持ちのいい戦いだったね」

マシュ「……はい。

アレキサンダーさんの一騎がけも、海賊たちを指揮するアキレウスさんの機転も、素晴らしいものでした。

当初は危険な気配のあった海賊たちも……

すっかり毒気が抜かれていた様子でした。」

アキレウス「——さてと。

おまえさんたちもよく戦ったな。

お疲れさん。

保護者なんだろ、そこの小僧の?

人を振り回す天性っつうのかね。

いずれ、本当にどこかの大王になるだろうよ。

それまでは観念して付き合うしかないだろうな。

ま、いまはただのワンパク坊主だが。

おーおー、イイ顔で寝ちまいやがって。」

アレキサンダー「…………ぐー。」

マシュ「……本当に。

いい表情、してますね。先輩。

どんなに明るく振る舞っても、彼の行動、信念が力に満ちたものであるコトは感じ取れます。

……たとえ、その道が波乱に満ちたものであっても。

彼に率いられた人々は、充実した人生を送れるのではないでしょうか。」