シバは霊基の濃度の他、その数も観測する。一騎一騎はアリのように弱くても、これだけの数のサーヴァントが動き回ると負荷がかかる。

幕間の物語(男性鯖)

ロマニ「やあ藤丸君。

休日に呼び出してしまって申し訳ない。

これといって急務、という訳でもないんだが、シバにちょっとした負荷が発見されてね。

ある地域の観測が微妙に重くなっている。

シバもあちこちガタがきているから仕方のない事なんだが、今回は場所が場所だ。

七つの特異点へのレイシフトに悪影響を与えないともかぎらない。

できるだけ精鋭のサーヴァントでチームを組んで、現地の不具合——

観測に負担をかけているバグを消去してもらえるだろうか。」

「バグ、というのは? なんか曖昧ですね?」

ロマニ「ははは!

そこを指摘するとは、藤丸君も立派になったなあ!

うん、では正確に言い直そう。

残留霊基と思われるものが具現化した敵性反応——

即ち、シャドウサーヴァントの大軍を処理してほしいんだ。

これがたいへんな数でね。

数にして、ざっと二千はくだらないときた。」

「二千——!? 多すぎでは!?」

ロマニ「そう思うだろ?

でも、これがとんだ見かけ倒しでね。

このシャドウサーヴァントはとても弱い。

下手をするとボクでも一騎ぐらいは倒せるかも。

無論、魔術処理を施したロケットランチャーがあれば、の話だけど!

とにかく一山幾ら、バナナのたたき売りの如き低級サーヴァントの群なんだが、シバにとってはちょっと厄介な現象でね。

シバは霊基の濃度の他、その数も観測する。

一騎一騎はアリのように弱くても、これだけの数のサーヴァントが動き回ると負荷がかかる。

ひいては他の重要な特異点の観測にもミスがでるかもだ。

そんなワケで、このシャドウサーヴァントの駆除をお願いしたいんだ。

人選は任せるよ。

というか、キミはただ現地にレイシフトしてサーヴァントを召喚するだけでいい。

あとはキミの指示がなくともサーヴァントたちがあらかた片付けてくれるだろう。」

「了解しました。それで場所は?」

ロマニ「ああ。

レイシフト先はキミにとって馴染みのある土地だ。

特異点X。

炎上汚染都市フユキに、もう一度行ってもらいたい。」