御仏の加護が胃袋にもありますようにとか平気で言うのよ悟空! だめでしょ! それは!

幕間の物語(女性鯖)

パラケルスス「時に——

時に、こうも思うのです。

果たして三種から成る天の星々(マクロコスモス)を、この私は、正しく捉えきれていたのだろうか、と。

天の星々の在りようは人体のそれに対応してはいても、私の提唱するがままに精確な対応であるのか、否か。

否であれば私は出発点を違えた事になる。」

エレナ「…………うん。そうね。」

パラケルスス「もっとも、こればかりは世界の真理とも言うべき事柄でありましょう。

根源の渦を識るモノであれば、愚かな私の煩悶など瑣末の一言で終えるに違いない。」

エレナ「……ええ。

そう、なんでしょうね。

あたしにはよく分からないけれど、あなたの言葉にもマハトマを感じるような気がする。

だから、あたしはあなたを応援するわ。

頑張ってね、パラケルスス君!」

パラケルスス「ありがとうございます。

聡明なるエレナ・ブラヴァツキー。」

三蔵「御仏の加護ってあるでしょう?

こうしてあたしがココにいる事だってそうだし——

あなただって多分そうなのよ。多分だけどね。

あたしに言わせたらカルデアが残っていたのもそう!

いざ人理が焼却されようという時にも、こうして残されたモノがある。

やっぱり御仏はすごいのよ。

……特に、お師匠様は本当にすごいわ。

掌底を貸して下さっている事だけじゃなくて、ホントにね。すごいの。

何でも分かっちゃうんだから。

大慈大悲、観音様だってすごいんだから。

あんなにも慈悲に満ちた御方をあたしは他に知らない。

過去も現在も、それから未来にだって御仏の加護はきっとある!

でもねー。

悟空も悟能も、イマイチ分かってないのよねー。」

エレナ「…………なるほど?」

三蔵「すぐお肉食べようとするし!

すぐよ! すぐ!

御仏の加護が胃袋にもありますようにとか平気で言うのよ悟空!

だめでしょ! それは!」

エレナ「ふんふん。なるほど。

ブッディズムの多くの宗派では、聖職者による肉食が禁じられているのよね?

でも、お弟子がすぐに戒律を破りたがる。

……困ったモノね。

でも、覚者の教えをずっと守ろうとするあなたにはとってもマハトマを感じるわ。がんばってね!」

三蔵「えへへ。そうかしら。

うん、お互い精進しましょう!」