森を焼くなんて野蛮なのだわ! バニヤンを呼んで平和的に開拓しましょう!

幕間の物語(男性鯖)

エルキドゥ「ああ、懐かしい空気だね。

風も土も、何もかも昔のままだ。

この魔力の濃さも、カルデアのサポートが無ければマスターの時代の人間には耐えられないだろうね。

このまま大地の果てまで歩み続けたい所だけれど、それは今の僕に与えられた役目じゃない。」

ダヴィンチ「確かに、キミにこの特異点の果てまで歩かれたら色々とややこしいことになりそうだ。

大地の方が気をつかって特異点の中に新たな土地を生み出しかねない。」

エルキドゥ「はは、それは流石に買い被りだよ。

世界すら傅かせるのは、僕のような人形には無理だ。

神々ですら、星そのものの開拓は手に余る。

大地が傅く相手がいるとすれば、それは星に生まれた真なる王だけだろうね。」

モリアーティ「遠回しな友達自慢はその辺にしておきたまえよ。

今はとにかく、イレギュラーな新人類(ラフム)とやらの親玉捜しだ。

君の類い希なる気配感知能力でも捕捉できないとすると、いよいよ以て森を虱潰しに歩くしかなくなるわけだが。

流石に一つの小さな国ほどもある森を踏破するとか、アラフィフには少し辛い所業だと思わないかい?」

メフィスト「ハハッ。

簡単な解決方法がございますよアラフィフ老?

全て森を焼き払えば見通しも良くなり万事解決です!」

モリアーティ「アラフィフはいいけど、そこに老を重ねないで欲しいネ。

呼ばれる度に霊基が老化しそうだ。」

ナーサリー「森を焼くなんて野蛮なのだわ!

バニヤンを呼んで平和的に開拓しましょう!」

エルキドゥ「ああ、いいね。

ポール・バニヤンにも一度会ってみたかったんだ。

なにしろ、本来なら決して成立しない霊基構成だ。

いつかその夢が覚める前に、意志(こえ)を聞いておきたいんだ。」

マシュ「あ、あの……

バニヤンさんの性格はともかく、伐採を始めてしまうと収拾が付かなくなるかと……

それにしても、エルキドゥさんは森を開拓したり燃やしたりする事自体には忌避感はないのですか?」

「自然を大事にするタイプだと思ってた」

エルキドゥ「ああ、もちろん自然は大好きだし大事だと思うよ。

でも、僕にとっては町の開拓や海底資源の採掘も、人間という生物が営んでいる自然の一部なんだ。

人類の自滅に繋がりかねない過度な開拓を見かけたら、一応忠告はするけどね。」

モリアーティ「とはいえ、絨毯作戦というのも些か雅に欠ける。

何か新たな数式を導く為の記号が欲しいところだ。」

メフィスト「おやおやぁ?

アラフィフ老が棺桶片手に地を駆け空を舞い、森を端から巡れば良いのではありませんか?」

モリアーティ「だからあの大ジャンプは私の基本技じゃないヨ!?

燃費とか少しは頭にいれよう! 切実に!」