知らぬものを知り、新たな地平を拓かんとして足掻くのは雑種共に許された栄えある道程の一つであろう。

幕間の物語(男性鯖)

巴御前「はい?

二人目の勇者様、ですか?

勇者様——

あ、はい。

そうですね、ふぁらお殿には普段よりお付き合いいただき、此方におられる時にはげえむを共に遊んで下さいますが、ええ。はい。

げえむの種類?

ええと……

国を興したり、街を興すげえむがお好きなようで!

建物を建てるげえむもお好きでいらっしゃいますね。

用兵のげえむは、流石の腕前なのですが、さほどお好みではないようで——

あ、はい。

双六のようなものは楽しそうに。

にとくりす殿も何度かご一緒されましたよね?

ええ、ええ。はい。勿論です。

また一緒に遊んでください。

楽しみにしております。

…………はい?

そうですね、そう——

でも、そうだ。そうです!

あの御仁なら何かご存知かも分かりません!」

ギル「何だ。古き砂漠の女よ。」

ニトクリス「(ううっ。やっぱりこの方でしたか……)

お聞きなさい、かつて異郷を支配せし黄金の王。

実は——」

ギル「知っているぞ。

近頃、太陽のが何やら荒れているという話であろう。」

ニトクリス「そう、それです!」

ギル「知ってはいるが——

——フッ。教えてはやらん。」

(ガーンとショックを受ける音)

(布を被る音)

ニトクリス「そ、そんな。なにゆえに……」

ギル「たわけ。

藤丸、そこの女に教えてやるといい。

千里眼の持ち主に答えなぞ聞いて何とする、とな!」

ニトクリス「!!!」

ギル「知らぬものを知り、新たな地平を拓かんとして足掻くのは雑種共に許された栄えある道程の一つであろう。

ソレを自ら投げ捨ててどうする!

存分に足掻け!

存分に苦悩し、苦悶し、前進せよ!

ハハハハハハハハハハハハハハハーー!」