——誰しも、一度はこう考えるだろう? 自分は本当に自分なのか。自分は本当に誰かの人形ではないと言えるのか

幕間の物語(男性鯖)

——誰しも、一度はこう考えるだろう?

自分は本当に自分なのか。

自分は本当に誰かの人形ではないと言えるのか

ひょっとしたらこの世界は紛い物で、自分はただ脳髄だけで存在する生命体であり——

この世界に自分など、本当は存在しないのだと。

伝説、神話、しかして確かにそこに居るモノ。

さてさて。

——俺は、誰なんだ?

燕青「ハッ、ハッ、ハッ……。」

空は濁っていて、水はドブの味がして、血の悪臭が漂い、全ての雰囲気が最悪だ。

血が止まらない。

追い詰められている。

???「死ぬ気分はどうだ?」

燕青「ああ——最悪だな。

笑う、嗤う、晒う。

それでも最期に思い浮かぶ疑念がある。

結局のところ、それが知りたいだけの人生だった。

俺は、一体、何者だったのだろう?

目の前の男が、答えを知っているのだろうか。

燕青「なあ、俺は誰だったのかな?」

???「…………。それはな——」

答えを聞くことはできず。

俺は静かに瞼を閉じた。