捜査は脚でするもの。犯罪は撲滅するもの。妻は年下を選ぶもの。これも騎士の基本です。

幕間の物語(男性鯖)

カエサル「どはーー!?

なんの説明もなく斬られるとはーー!?」

ガウェイン「失敬。

面倒な段取りは省かせていただきました。

そして戦闘のどさくさに紛れて、借用書も燃えてしまったようですね。

不運な出来事ですが、これも運命と受け入れて——」

カエサル「いや、先ほど君に見せたものはコピーにすぎん。

本物はこの通り、私の懐に大事に仕舞って、」

(ガウェインの追撃)

「カエサルーー!? ちょっとマルボウすぎませんか!?」

ガウェイン「そこはご安心を。

カエサル殿が燃え尽きたとしても、先ほど資源は回収しました。

80万QPと禁断の頁が一個……?

…………おかしいですね。数が合いません。

会社のどこを探しても品物はありません……」

「80万QPって事は……もう売っちゃった後では……?」

ガウェイン「なるほど、このQPは売り払った代金か……ッ!

見事な推理です、藤丸!

そこで燃えている人!

いったい誰に売却してしまったというのですかッ!」

カエサル「くっ……くくく……顧客の情報を……

この私が、簡単にもらすと思うかね?

私にも商人としての矜持があるのだよ、ブリテン組の若頭よ。」

「一体どうしてこんな事を……」

カエサル「ふふふ……

私ともあろうものが目先の欲に釣られるとは……

ダビデン信用銀行の勢いに押されぬよう、強攻策に出たのがまずかったか……がくり。」

「ダビデン……信用銀行……! カルデアの 経済が 乱れる!」

ガウェイン「カエサル商会も金欲の犠牲者だったのですね……

まあどうでもいいですが。

藤丸。

こちらにここ数日の取引記録が残っています。

この記録を辿れば素材の回収は容易い。

私をただの聖剣使いと侮りましたね。

捜査は脚でするもの。

犯罪は撲滅するもの。

妻は年下を選ぶもの。

これも騎士の基本です。

マスター。

この案件、引き続き私に任せていただけないでしょうか?」

「騎士の 常識も 乱れる!」

ガウェイン「ははは。

領主といってもこのようなものですよ。

雑用に追われる毎日でした。

日本にも身分を偽って市井に下り、事件を解決する暴れん坊君主がいたと聞きます。

そうと決まれば早速、このリストを辿りましょう。

盗品と分かった上で品物を買うのも犯罪です。

この者たちにもきつい罰を与えるべきでしょう。」