おまえの躊躇いが容易く全滅を招く。歩み寄るな、庇うな、人として扱うな。…それは、槍の穂先を鈍らせるだけだ。

幕間の物語(男性鯖)

——彼は自分を理解してはいけない、と言った。

理解は時に嫌悪を誘発する。

嫌悪は誤りを招き入れる。

サーヴァント、狂戦士を理解しようなどと思ってはならない。

戦闘狂であるが故に。

クー・オルタ「チッ……。」

「大丈夫? 戦える?」

クー・オルタ「大丈夫に決まっているだろう。

今のオレは勝ち続けなければならん。

とはいえ、状況は最悪だ。

レイシフトはできず、通信もできず、サーヴァントは一騎(オレ)のみ。

おまけに敵方にはサーヴァントが通常クラス全て揃っている。」

「ついでに、時代すらわからない」

クー・オルタ「ああ。

どこまで行っても原生林、周囲の空気も酷く魔力が濃い。

神代に匹敵するな、コイツは。」

「何が原因なんだろう。魔神柱かな?」

クー・オルタ「さあな。

何でもいいさ。

重要なのは、サーヴァントが七騎いるってことだ。

連中を倒さなければ何も始まらん。

一騎ずつ倒すにせよ、七騎纏めて倒すにせよ——

特異点を修正するためにゃ、避けて通れねぇ道だ。

そしてできれば、手っ取り早く片付く方がいい。

第一……そろそろテメェの体力が限界だ。

違うか?」

「でも……そちらは大丈夫?」

クー・オルタ「もしおまえが、オレの命なんていう取るに足らんものを惜しんでいるというなら——

テメェに人理を救う資格はねえ。

人理修復がなされた今、マスターの代役はどうとでもなるだろうさ。

おまえの躊躇いが容易く全滅を招く。

歩み寄るな、庇うな、人として扱うな。

……それは、槍の穂先を鈍らせるだけだ。

さあ、話は終わりだ。

戦って戦って戦い抜いて、テメェを何としてでも帰還させる。

準備はいいな?」

「……うん。行こう!」