森は人間が在る前から在るもんだ。下手すりゃ神々と同じかそれ以上に古くから在る。人間なんざ手玉に取るのはお手の物さ。

幕間の物語(男性鯖)

クー・フーリン「森ってのはいいもんだ。

ま、動物や植物は全力で生命を謳歌してる訳だが。

人の喧騒やらあれこれにかかわらず、森は、森それだけで成立してるってのがいい。

本来は人の領域ならざるものだ。

大地の殆どを人間は支配してるつもりになっているがね。

動物、植物、妖精、神々。

人間なんざ、それらに比べりゃ森じゃおまけだ。」

マシュ「招かれざる客ということなのでしょうか、わたしたちは——」

クー・フーリン「うん?

いや、そこまで固っ苦しいもんじゃないんだが……

……よくねえな。

ここいらの森は気むずかしそうだ。

気になって来てみりゃ、随分と雰囲気が荒れてやがる。」

ロマニ「こっちじゃ特に何も感知していないけど……

クー・フーリン、本当に、ここに歪みがあるのかい?

第二の特異点、キミたちが修正した一世紀——

その同時代のアイルランド北東部がここなんだけど。

確かに、時代の修正が妙に滞ってるみたいな計測結果はあるんだけどね。

でも、ここが歪み??

数値を見るかぎり、そこは穏やかな森だけど……。」

クー・フーリン「そっちの都合は知らねえが、森ってのを甘く見ないほうがいいぜ。

森は人間が在る前から在るもんだ。

下手すりゃ神々と同じかそれ以上に古くから在る。

人間なんざ手玉に取るのはお手の物さ。」