「じゃあ、カエサルは痩せなくてもOK?」「いいえ! それはそれ! これはこれです!」

幕間の物語(女性鯖)

カエサル「見事だ。

クレオパトラ。そして、マスター。

私が消えた後も……どうか……どうか……!

クレオパトラのことを……頼んだぞ、さらば……!

ああ……カエサリオン、今そこに行くぞ!」

カエサリオンの声「(いや、こなくていいですよ?)」

クレオパトラ「え——

う、うそ、うそうそうそうそ嘘!?

カエサル様、き、消えてしまわれ……

そんな……——

ああ……!

ああ、あ、あああ……妾……私……!

なんてこと……を……!

カエサル様ーーーーー!」

ニトクリス「実はいた私なのですがええとご心配はいらないかと。

彼、霊体化しただけで、別に消滅などはしていません。

そもそもこれはシミュレーターですので、はい。

よほどの事故でもないかぎり消滅はないかと。」

クレオパトラ「ええっ!?

で、でもほら、あんなにキラキラしていました!

あんな風にキラキラするのは霊核を破壊されて完全に消滅する時だけなのでは……」

ニトクリス「それはその、クレオパトラ。

貴女のように彼もキラキラする魅力を持っていたとか、貴女と共にいただけあって実は身に付いていたとか、そんなアレではないでしょうか。

言ってて疲れてきました。」

クレオパトラ「! な、なんてこと……

ということは妾はまたカエサル様に!」

「逃げられちゃったねえ」

クレオパトラ「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ、なんたること!

あまりにきらきらと輝いていたものだから妾、つい!

……でも仕方ありません。

ファラオはくよくよしません。

いえ昔はどうしようもないくらい落ち込んだりしましたが。

カエサル様が言っていたことも一理ありますものね。

ええ。それもそうね。

マスター。

私が当世にて見つけた、我が第一の秘書よ。

せっかくアナタを秘書にまで格上げしたのですから!

アナタが妾の傍らで仕える日々をもっと楽しまずして、ファラオなどとは恥ずかしくって名乗れません。

そうでしょう?

ええはいそうですとも、お返事は不要!

ああ、妾の秘書でよかった!

妾を召喚してよかった!

と心から思えるようになるまでは、ええ。

願いを完全に遂げるのは後回しにしてもよろしくてよ。」

「じゃあ、カエサルは痩せなくてもOK?」

クレオパトラ「いいえ!

それはそれ! これはこれです!

さあ、まずは日暮れまで浜辺を堪能するとしましょう!

マシュも呼んであげましょう、それからニトクリス様!」

ニトクリス「はいはい。」

クレオパトラ「ダブルファラオの輝きというものが如何なるものか、この秘書めに教えとうございますが、よいですね!」

ニトクリス「ええー……。」

クレオパトラ「よろしくて!」

ニトクリス「ああもう、わかりました。

わかりましたとも!」

クレオパトラ「よい御返事をいただきました!

流石は天空の女王!

では、まずは——水着に着替えねばいけませんね。

妾にいちばん似合う最高の水着を探し——」

ニトクリス「あ。それでしたら私にアイディアが。

この、新しい素材で作ったメジェド様の、」

クレオパトラ「結構!

メジェド様のセンス、妾、まだ身に付ける自信がありませんので!

とりあえず現段階では……」

ニトクリス「(がーん)」

クレオパトラ「妾が目指すものはパリコレ的な先鋭芸術!

何をするにも全力で輝いてしまうのが、この妾!

こればかりはどうしても止められるものではありません!

——さあ! 皆で参りましょう!」