ゆえに…クレオパトラも少しくらいは私を許せ。ちょっと目移りとかしても浮気じゃないから。ちょっとだけだから。ちょっとだけだから。

幕間の物語(女性鯖)

カエサル「本当に、それでよいのか?

無念が晴れた時、おまえは現界を終えてしまうのではないか?」

クレオパトラ「カエサル様!?」

カエサル「折角、おまえと共に歩んでくれる美しき絆を繋ぐマスターを見つけたというのに、この私の言葉なぞを以て終わりとしてよいものか?」

クレオパトラ「そ、それは……!

カエサル様にそのように言われてしまうと妾が今朝洗顔をしているさなかに“あっそうだ”と思い付いた美しくも雄大なる決意も大いに揺らいでしまうというもの……困りました……」

「あるある。洗顔中ってそういうのある」

クレオパトラ「そのとおり!

天啓というものは往々にしてそのようなものであったりなかったりするものです!」

カエサル「(ふむ、揺らいでいる、揺らいでいるな。

……ああ、なんと気の佳い女なのだ。

おまえの前では私の良心もうずくというもの。

だがここはあえて鬼となるぞ、我が最大の愛よ)

クレオパトラ。

そこなマスターは運命の出会いを経ておまえが選んだ者、おまえが初めて認めた秘書であろう。

私とは異なる、おまえの知らなかった新たな絆の持ち主。

であれば思い直すがいい。

私は、逃げぬ。決して逃げぬ。

そう生き急ぐこともないではないか、なあ?

確かにおまえの生は美しくも儚く、鮮烈な輝きであったが、今も儚くある必要がどこにある!

ああ、否! 断じて否である!」

クレオパトラ「カエサル様……

そこまで……この私のことを……

マスターのことまで……!」

カエサル「ゆえにこのカエサル——」

クレオパトラ「!!」

カエサル「以上だ。

マスター、クレオパトラと共によく輝くがいい。

許す。

これは浮気とかそういうアレではなく、眩くも尊き絆である。私が認める!

ゆえに……

クレオパトラも少しくらいは私を許せ。

ちょっと目移りとかしても浮気じゃないから。

ちょっとだけだから。ちょっとだけだから。」

クレオパトラ「百年の恋も冷めるカエサル様のぶっちゃけ発言でしたが妾の決意は二千年を超えてたっぷりありますので、はい!

ここで会ったが二千数百年目!

お覚悟なさいませ、そして痩せてくださいカエサル様!」

カエサル「断る!」

クレオパトラ「そこを押し通します!

妾、ファラオとして譲れぬ道のりがございますので!

マスター! 我が秘書!

そろそろ疲れてきたのでFF闘法です!

FFってなーに? という顔をしない!

ファイナルファラオの略に決まっていてよ!

渚を背にした妾のメイキャップはパーフェクト、貴方、輝きに輝いてしまう準備はもうよろしくて!?」

「準備完了! なるべく輝きます!」

「では……参ります!!!!」