「それでは姉上たち私はこれで!」「マスターと一緒に逃げるなんて! これは本当に、ひょっとするとひょっとするのかしら?」

幕間の物語(女性鯖)

ゴルゴーン「闇も晴れたか。

くくく……今のは実に、胸がすくものであった。

だが所詮は、刻された未来(過去)の影法師だ。

その無意味さは元より知っている。」

「?」

ゴルゴーン「は、間抜け顔だな。

貴様にはわからんだろうが、私には今ので理解できた。

無意味であり、それでいて胸がすくものを何と言うか?

——遊戯だ

私は遊戯の夢を見ているだけにすぎない。

今の心持ちで言えば、ああ、快夢と言えような。

もう一度言う。私は怪物だ。

夢に見る遊戯が、このような、怪物を殺し、自らを殺し、その血に塗れてあさましく昂ぶるようなものだ。

貴様は、それでも——

まだ、私をあのカルデアに置こうというのか?」

「もちろん」

ゴルゴーン「なぜだ。これだけ言ってまだわからぬのか!?

私は英霊などではない、ただの怪物で——!」

「怪物かどうかとか、それ以前に……君は呼びかけに応じて来てくれた」

ゴルゴーン「…………改めて言う。

それは、何かの間違いだ。

私がなぜ召喚されたかは、自分でもわからん。

ただの事故であろう。」

「間違いでも、事故でも、嬉しい。来てくれてありがとう。これからも力を貸してほしい」

ゴルゴーン「だから、貴様はっ……!

……………………はあ。

馬鹿らしい。空腹すら萎えたわ。

……ふん。

もう目覚めのようだな。

眼前の愚か者を喰い損ねた。

……………………。

人間も同じであろうが。

ただの快夢の内容など、目覚めて覚えているとも限らん。

喰い損ねた事を私に思い出させたくなければ。

たとえ貴様が目覚めて覚えていたとしても、この夢の話は口をせぬのが身のためだぞ——」

ゴルゴーン「むっ。」

「あっ」

マシュ「どうしたんですか、先輩?」

ゴルゴーン「……………………!(無言の圧力)」

「……………………」

ゴルゴーン「……………………。

(黙っているなよしよし、の顔)」

マシュ「…………?」

ステンノ「なんだか怪しいわね、私(エウリュアレ)。」

エウリュアレ「ええ、とっても意味深な感じに見つめ合っていたわ、私(ステンノ)。」

ステンノ「うふふ。

見慣れた姿から三割増しぐらいのB・B・B(ビッグビッグビッグ)マウンテンになっている愚妹とマスターの間に、昨夜いったい何があったのか——

興味が湧いてしまうというものよね?」

エウリュアレ「ええ。

根掘り葉掘り聞き出さなくてはならない事柄ね。

プライバシー? なにそれ?

島にはそんなものなかったでしょう?」

ゴルゴーン「っ、姉上たち……!?」

ステンノ&エウリュアレ「素直に話しなさい、今話しなさい。

さあ、ほら…………早く…………!」

ゴルゴーン「っ、ま、マスター!

これから私とシミュレーター訓練をする予定だったな!

では行くか!

動かねば身体が鈍る、仕方ない、実に仕方ない!

それでは姉上たち私はこれで!」

ステンノ「マスターと一緒に逃げるなんて!

これは本当に、ひょっとするとひょっとするのかしら?」

エウリュアレ「ダメよ、姉に隠し事なんて許されると思っているの!?

そこのデカ愚妹、待ちなさーい!」

マシュ「な……何だったんでしょうね……?」

フォウ「フォウ、フォーーウ!」