ファヴニールが復活した余波だろう。『ラインの黄金』もまた召喚されてしまった。あの黄金は、魔性を纏っている。

幕間の物語(男性鯖)

ジークフリート「マスター、マシュ・キリエライト。

すまないがまた頼みがある。」

マシュ「まさか、またファヴニールが——?」

ジークフリート「いや、あの竜は先の戦いで完全に滅んだ。

安心して欲しい。

ただ、竜が蘇ったことで俺が失った宝具が浮上した。

もう一度フランスに行き、確保しなければ——。」

(レイシフト後)

マシュ「到着しました。

……確かにジークフリートさんの言う通り、強い魔力が感知されています。」

ロマニ「こちらでも確認できたよ。

最短ルートを確保するから少し待っていて。」

「宝具とは?」

ジークフリート「……『ラインの黄金』を聞いたことはないか?」

ロマニ「『ラインの黄金』……ジークフリートが手に入れた財宝だね。

その時代の人間が全て報酬として貰ったとしても、なお尽きぬ財宝の山だとか。」

ジークフリート「それはさすがに大仰だが、俺が一生遊んで暮らし、俺の子が遊んで暮らし——

俺のひ孫が老人になるまで贅沢に遊び続けても、まだまだ余るほどではあったな。

……恐らくファヴニールが復活した余波だろう。

『ラインの黄金』もまた召喚されてしまった。

あの黄金は、魔性を纏っている。

こちらで確保しなければ、すぐに動き出すだろう。」

マシュ「動き出す、とはどういうことでしょうか?」

ジークフリート「ふむ。

例えば……見つけた人間がいたとする。

一目見て、その財宝に圧倒された人間は虜になる。

だが、虜になった人間は当然その財宝を浪費する。

浪費すれば、彼が所有した財宝が知れ渡る。

やがて、周囲を巻き込み——

血で血を洗う戦いが起きる。

戦いは続けば続くほど拡大し、止められなくなる。

最終的にこの国には虐殺と処刑、裏切りと不信が蔓延するだろう。

『ラインの黄金』とはそういうものだ。

そんなものを召喚してしまって、申し訳ないな……。」