私も医療従事者の方にはお近づきになりたいと思うのですが。あの方だけは、どうにも…。治療された結果として、死んでしまいます…。

幕間の物語(女性鯖)

シェヘラザード「北米でのお話は、まさに大戦と呼ぶにふさわしいものですね。

広き大陸で、それに値する多くのサーヴァントたちが争いを繰り広げた。

恐ろしいことです……。

マシュ「わたしたちが最初に出会ったのはナイチンゲールさんでしたね。

あのときは、マスターがお怪我をなされて……

とても心配しました。」

「ナイチンゲールに殺されるかと思った」

シェヘラザード「医療とは死の対極にあるもの。

基本的に、私も医療従事者の方にはお近づきになりたいと思うのですが。

あの方だけは、どうにも……。

治療された結果として、死んでしまいます……。

死なないための治療であれば、痛かったり怖かったりしてもある程度は耐えられますが……

ああ、でも、噂に聞く歯医者さんなどは……嫌ですね。

ドリルは……少し、ニガテ、です……。」

フォウ「フォウ、フォウフォウ〜。」

シェヘラザード「さて——

そのアメリカには三つの勢力があったのですね。

一つはアメリカ西部合衆国。

…………。」

「ライオンヘッドにはびっくりした」

マシュ「ドクター、最初は完全にエジソンさんをクリーチャー扱いしていましたからね。

現実逃避だったのかもしれませんが……。」

シェヘラザード「合衆国大統王と対立し戦争をしていたのが、女王メイヴ率いるケルト軍——

ええと、歯医者(ドリル)の気配は前述のように少し苦手ですので、ひとまず触れない事にしまして……

そして第三の勢力、そのどちらでもないレジスタンス。

ああ……ここには特に、様々な二人の在り方が見られたのですね。

それはたとえば、愛……

それはたとえば、因縁……

それはたとえば、摩擦……

それはたとえば、武の極致……

そして……。

創られた王と、それを願った女王。

その在り方こそが、ここでの物語だったのでしょう。

では……飽くなき闘争という病の治療法を、私も試みなくてはなりません……。」

(戦闘後)

シェヘラザード「っ……!

あ、はっ、はあっ……。」

「さすがにもう休んだほうが!」

シェヘラザード「い、いいえ。大丈夫、です。」

「マシュも、この後、倒れてしまって……」

マシュ「……そうですね。

その節はご迷惑をおかけしました……。」

シェヘラザード「それでは……しばしの休息を取る間。

もしよろしければ、それからカルデアであった事もお聞かせください。

それも、大事なお話でありましょう——」

シェヘラザード「とても……大事なお話でした。

ありがとうございます……。」

マシュ「ええと……

わたしは自分の事なのでノーコメント、です。

言える事が、もしあるとすれば……

今は健康体なのでお気遣いなく、という感じですね。」

シェヘラザード「……了解しました。

それでは、次の舞台のお話をお願いします——」