「アイアム神霊! ビッグでゴッドなナイスニャイ(ガイ)!」「(開いた口が塞がらない顔)」

幕間の物語(女性鯖)

マシュ「はい、先輩、イシュタルさん。

エミヤさんがお茶を淹れてくださいました。」

イシュタル「……ふう。

こんなところに喚ばれて、安物のお茶を飲まされて……

何やってるのかしら、私ってば。」

エミヤ「文句を言うなら飲まなくて結構。

女神の口にあうものなど用意できないからな。」

イシュタル「むっ……そこの色黒アーチャー。

言葉も態度も、私に対する敬意が足りない気がするわ。」

エミヤ「失礼、庶民の出なもので。

そこは高貴な者として大目に見るべきでは?」

イシュタル「むむ……なーんか、バカにされてるような気がするんですけどぉ……」

ジャガーマン「ザ・突然フレームインすること田舎の中学生が如し!

ひゃっほーーう!

やっとるかニャ、しょくーん!?

若人よ! 若人達よ!

青い春真っ盛りかニャ?

うんうん、善き哉善き哉。

止めはしない。

そう、私に言えることは、ただ一つ——キリッ。

……まーぜーてー!

あ、いい紅茶の匂いニャ。

私にもちょうだーい。

お茶請けは?

芋羊羹とかあるかニャ?」

マシュ「……ジャガーマンさん……。」

イシュタル「相変わらずうるさい猫科ね……。

今からでもウルクの原野に捨ててきたらどう、藤丸?」

「そういうわけにも……」

マシュ「…………?

先輩、先輩。

なんだかエミヤさんの様子が……。」

「そう言えばジャガーマンとは初対面だった……?」

ジャガーマン「ニャニャッ!?

可哀想なものを見る目ニャ、あれは間違いなくそうニャ!」

エミヤ「いや、そういう訳ではなく。

唐突に虫歯が痛んでね。

気にしないでくれ。」

ジャガーマン「今度は溜め息をつきながら首を横に振られたニャ!」

エミヤ「ところで藤丸、こちらの生物は?

こんな適当な英霊が思い当たらないのだが。」

ジャガーマン「生物とか適当とか、形容がプチおかしいのでは!?

アイアム神霊!

ビッグでゴッドなナイスニャイ(ガイ)!」

エミヤ「(開いた口が塞がらない顔)」

ジャガーマン「かつてない衝撃!

おねーさんはそんな子に育てた覚えはないニャー!?

いや……私も、ニャーニャー言う生き物に育てられた覚えはないのだが……。」

マシュ「まあまあ……

紅茶ならわたしが追加で淹れてきますから。

ジャガーマンさんは座っていてください。」

ジャガーマン「あ、やっぱいいニャ。

考えてみれば私は猫舌だったぜ。

しっぱいしっぱい。

くれるなら冷たい麦茶でヨロ。」

イシュタル「くっ……

無関係な私までイラッとさせるとは相当なものね……!

マシュ、私が許可するわ。

やっちゃいなさい。」

マシュ「や、やっちゃいません、砂糖とお塩を間違えるとかもしませんから!

はい、ジャガーマンさん。麦茶です。」

ジャガーマン「おお、ありがとマっちゃーん。

んぐんぐんぐ……。」

マシュ「(マっちゃん……?

新鮮な響きです……)

と、とにかく、今はみなさんでお茶していたところですので、ジャガーマンさんもごゆっくり——」

ジャガーマン「んぐんぐ……ぷはー!

ごちそうさま、おいしかった!

じゃあ行くかニャ、みんな!」

イシュタル「……はぁ?」

エミヤ「……なに?」

ジャガーマン「んー……(きょろきょろ)

ま、欲を言えばもう二、三人は引っ張っていってもいい関係者が近くにいそうな気はするんニャけど……

くんかくんか……うぬぅ。

ニオイはすれども見当たらず。

だったら仕方ない。

この二人だけでも充分かニャ。

あ、もちろん、マスターとマっちゃん達にも手伝ってもらいたいんだけど。」

「断れない気配……いいですとも!」

マシュ「そうですね。

手伝うのはいいのですが、いったい何を……?」

ジャガーマン「いい返事ニャ、ご褒美にジャガースタンプをペタリ!

集めると何かいいことがあるともっぱらのウワサ。

……え、具体的には……?

さあ……。

はいコラそこパチモンくさいとか言わなーい。

信じるものは救われる!

なぜなら虎と違ってジャガーはマジ神霊!

神がかったイイことが起こる!

そう、たとえば……たとえば……

カ、カレーうどんの汁が未来永劫服に跳ねなくなる祝福、とか……

はたまた、自販機の当たり確率超絶✖️3アップとか……

マジかよスゲェ当たりそう……ゴクリ。

というわけで皆の者、安心してついてくるがいいニャ!

ゴーゴー!」

イシュタル「ち、ちょっと、どこ連れていこうってのよ!?」

エミヤ「やれやれだ……

マスターが行くのならば同行しないわけにもいくまいが。

せめて目的ぐらいは教えてもらいたいものだな。」

ジャガーマン「んむ!

それは、一言で言うならば……

我々に関係ある——ようニャ気がする——始まりの土地。

——冬木のピンチニャー!」