「処刑と殺人は違う! 否、違わなければならない!」「——では、その違いを説明できるかい?」

幕間の物語(男性鯖)

兵士「よし、これで処刑は全て完了したな?」

兵士「まだだ。その子供が残っている。」

子供「うぅ……。」

サンソン「——そこまでだ。」

兵士「……何故我らを止める?」

サンソン「……ッ!

当たり前だろう!

そんなものは法でも処刑でもない!

一方的で、理不尽な、ただの虐殺だ!」

兵士「——お前だって、それに加担していたじゃないか。

シャルル=アンリ・サンソン。」

サンソン「……え……!?」

兵士「そうだ。

今更お前に言われたくない。

王の名の下に。

政府の名の下に。

どれだけの人間を殺した?

どれだけの人間に罰を与えた?

……その中には、無実の者も沢山いただろうに。」

サンソン「やめろ……やめろ!!」

(戦闘後)

サンソン「はあ、はあ、はあ……。」

マシュ「サンソンさん……。」

サンソン「……わかっている。

わかっているんだ。

そんなこと、わかっている!

でも、処刑と殺人は違う!

否、違わなければならない!」

サンソン?「——では、その違いを説明できるかい?」

サンソン「……ッ!?

お前は——僕、か?」

サンソン?「僕が、お前なのか?

お前はサーヴァントとなり、お前の意志で誰かを殺すのか?

それとも、マスターに従い——

法に則って、誰かを処刑するのか?」

サンソン「僕は……僕は……。」

「サンソンはもう殺さない」

サンソン「マスター……。」

サンソン?「かつてこの男はフランスで大いに惑い、そして数多の人間を殺したじゃないか。

また同じ道を辿らないとどうして言えるのかな?」

「自分がマスターである限り」

サンソン「……マスター……。」

サンソン?「そこまで言うなら、マスター。

その覚悟を試させて貰おう。

“サンソン”が、本当に乗り越えられるのかを——!」

(戦闘後)

サンソン?「……ふん。

マスターはそこまでの覚悟なんですね。

ならば、いいでしょう。

まだ信の刃を置けるかどうかは見定めますが——。

ひとまず、処刑人としての本領を発揮しましょう。」

サンソン「やあ。

夢を見ていたのかい?

……そうだろうね。

僕もまた、夢を見ていましたから。

……未だ悩みは尽きない。

否、僕の煩悶は死して尚付きまとう。

それでも、あのとき自分を信じてくれたあなたに。

僕は力を捧げよう。

それだけが、今の僕にできることだから——」