ゴールデンの良さがわからねえ相手に遠慮はしねえ。 髪も、名前も、マサカリさえもゴールデン! この素晴らしさ、直に教え込んでやるぜッ!

幕間の物語(女性鯖)

金時「……ハッ、マジかよ!?

聞き間違いじゃねぇよな、もう一遍だけ聞かせてくれ。

コイツ——なんて種類の犬だって?

…………ハハ!

そうかそうか、ゴールデン・レトリバーってのか!

そいつはまさしくゴールデンだぜ!

よーしよしよし!

金太郎飴食うか? 食わない?

肉よこせ? 

ソーリー、そりゃそうだよな!」

マシュ「あれは……坂田金時さん……?」

「犬の散歩中の貴婦人を掴まえて……満面の笑みで犬を撫でまくっている……」

ダ・ヴィンチ「そう言えば彼、動物会話のスキル持ってたんだっけ。

まさに動物は友達、というわけだ。」

金時「……あん?

なんだ、大将じゃねえか。

こんなダークな夜にどうしたい?

探し物か?」

ジャガーマン「これは——間違いないニャ!

金髪! グラサン! アクセ!

この上ない不良英霊ニャ!」

金時「…………。

(コイツは……クレイジーだ!

何も言わなくても伝わってくるじゃんよ……

このシスター、ハーレー並のモンスタービースト!)」

マシュ「なんだかすみません。

どうも、夜遊びはいけないのだ、みたいな事を仰りたいようでして……。」

金時「なんだいそりゃ。

あのなあ、オレゃあこれでも立派なオトナだぜ?

ボーイじゃねえ。

なら、オレっちがどこで遊んでようが別にいいじゃねえか。

誰に迷惑かけてるでもなし。

あっクソ、ゴールデンな犬が猫っ気にビビって逃げちまった。

もうすこし、こう、なんつーの?

そのデンジャラスなオーラを抑えるべきだぜ、シスター。

並大抵のヤツはアンタの前じゃイチコロだからな?」

エミヤ「まあ、真面目にやろう、という気概が殺されるという点ではその通りだ、坂田くん。」

クー・フーリン「うんうん、そう思うぜ。心からな。」

ジャガーマン「んー、そして私そっちのけでわかり合う不良少年たち! くやしい!

不良の象徴、ある意味典型的とも言える姿である彼は、過去にどんな仕打ちを受けてきたのであろうか!

彼が抱える心の闇とはいったい!

……おっとそろそろCMの時間ニャ。

ハイ、カメラさんここでストーップ!」

金時「オイオイ、カメラ回ってんのかよ!

マジか、どこだどこだ!?」

クー・フーリン「回ってねえぞー。

いいかげん気付けー。

なあアーチャー。

コイツ、ちょいとピュアすぎねえか?」

エミヤ「ピュアの中のピュアなんだ、坂田くんは。

私も彼に迷惑をかけるのは心苦しい。

そして、後々彼の親御さんが出てくるのが怖ろしい。」

ジャガーマン「さ、じゃあその金髪染めそうかニャ。

CM前のワンカットだけ黒髪になった結果を見せて釣る方法ニャ。」

金時「——あ?

オレのこのゴールデンな髪を染めろだとォ!?

……いけねえ。

そいつはいけねぇよシスター。

人様の信念に軽い気持ちで踏み込んじゃいけねぇ。

アンタらがそういうつもりならこっちもフルパワーで応えるまでだ。

見れば赤だの蒼だの虎柄だの。

ゴールデンの良さがわからねえ相手に遠慮はしねえ。

髪も、名前も、マサカリさえもゴールデン!

この素晴らしさ、直に教え込んでやるぜッ!」

ジャガーマン「凶器を振り回して暴れ始めた若人、危ない!

しかしジャガーの戦士は怯まない。

こんなときでも、奥の手であるアレを使えば彼を更生させる事は可能だと知っているからである。

そう、教育的指導(物理)ならね!」