不良からの更生少年第一号! 少年の、夜回りジャガーへの憧憬に満ちた旅路は続く! 日サロ通いで焼いた肌が白くなるその日まで…!

幕間の物語(女性鯖)

ジャガーマン「ンフフー。

さあ観念して黒髪になるのニャ。」

マシュ「先輩、先輩。

勢いに流されてここまで来てしまいましたが……

やっぱりジャガーマンさんも少し強引だと思いませんか。」

ダ・ヴィンチ「うーん、さすがに一言言ったほうがいいかもしれないね。

さて、何と言うかだけど——」

「貴女も明るい髪の色ですがそれは……」

ジャガーマン「ニャニャッ!?

こ、これは——

私は大人だからいいのニャ!」

エミヤ「ふむ、隙ができたな。

元から隙だらけと言えばそうだったが。」

クー・フーリン「ああ、奴さん、何か反撃する気だぜ。」

金時「おい、そこのゴールデンな犬より話が通じねえ猫科……

一度しか言わねえからよーく聞けよ。

オレっちの、このゴールデンな髪はなぁ——」

ジャガーマン「そうなの? じゃあいいや。」

「軽ッ!?」

フォウ「フォウッ!?」

クー・フーリン「……なるほど。

コイツはガン攻めタイプ、一旦崩れ始めると防御は弱いと見た。

この機にオレも——と。

あー……なんだ、このイヤリングは親の形見でな。

外すわけにゃいかねぇんだ。

そこんとこわかれ。」

ジャガーマン「そうなんだー。

じゃあいいニャ、つけてても。」

クー・フーリン「……ちょろい。ちょろすぎるぜ……。」

エミヤ「(……仕方あるまい。

彼女には悪いが、ここまでだな。)

あー。実は私も地黒なだけでね。

日焼けサロンに入り浸って焼いた訳じゃないんだ。」

ジャガーマン「へ?

あはは、それはナイナイ。

んなわけないじゃーん。

冗談言ってもダメよー。」

エミヤ「なぜオレに対してだけ物わかりが悪いのだろうか!」

ジャガーマン「さて!

今日はこのあたりにしとくけど——

勿論明日も夜回りはあるニャ、不良からの更生少年第一号!

少年の、夜回りジャガーへの憧憬に満ちた旅路は続く!

日サロ通いで焼いた肌が白くなるその日まで……!」

エミヤ「…………はあ。

仕方ない。もう少しだけ付き合うか。

すまないな、マスター。

彼女に(おそらく)悪気はない。

あれでも世直しのつもりなんだろう。

後は私が面倒を見る。

君はカルデアに戻って疲れを癒やしてくれ。

なに、私の分の紅茶を残しておいてくれればそれでいい。」

(歩き去る音)

マシュ「エミヤさん、行ってしまいました……

なんという悲しい背中なのでしょう……」

「でもちょっと嬉しそうだよ?」

マシュ「そうですか?

……先輩がそう言われるのでしたら、そうかもしれませんが……」

ダ・ヴィンチ「ああ、藤丸君と同感だ。

ちょっと嬉しそうな背中だよ、アレは。

彼は面倒見のいい英霊だが、ジャガーマンに関しては距離をとっていたからね。

でも、今は観念して付き合っているし、これはこれでいいオチなんじゃないかな?」