吐息も仕草も言動も、なんかあらゆるものが色っぽいなキミは! そして、そんな色香にたぶらかされちゃうけど、男としてしょうがないよね!

幕間の物語(女性鯖)

酒呑童子「ひさしぶりにこうして会えたんやし。

うち、もっと……もっともっともっと、小僧と……

汗まみれになって……

血まみれになって……

肉も骨もよう分からんくらいになるまで、おもいっきり……

浮世で、殺し合いたいんよ。」

金時「……ったく。

どこまでいっても物騒な頭しやがって。

曲がりなりにもサーヴァントだ。

ちったあレディらしく、お淑やかになったかと思ったが……

気を遣うまでもなかったってコトか!

んじゃあまあ、その角へし折って泣かせてやらあ!」

酒呑「ほほほ。

あんじょう、よろしゅおす。

ほなマスター、一緒にやろか。

あの小僧、ああ見えて熊公なみの荒くれやから。

うちらは手を取り合うて、指絡め合うて戦お?」

金時「おう、テメェが人間と組むとはな!

さてはアレだな?

テメェ、本気で酔ってるな?

オレが二人か三人に見えるってか!

いいぜ、まとめてかかってきな!

ゴールデンなモーニングコールをくれてやるぜ!」

マシュ「(いつの間にかわたしたちも数に入ってるんですね!

いえ、先輩が戦うなら戦いますとも!)」

「二人とも物騒な事言ってるけど極力穏便に」

マシュ「(はい、マスター!)」

酒呑「さすが、言うわぁ。

うちの見込んだイケメンだけの事はあるやないの。

この調子なら楽しめそうや。

ドクターはん、ちょいと小耳を。

(ぼそぼそ……こういうの、できます?

できるやろ?

ドクターはん、有能やよってな?)」

ロマニ「っ……吐息も仕草も言動も、なんかあらゆるものが色っぽいなキミは!

そして、そんな色香にたぶらかされちゃうけど、男としてしょうがないよね!

OK、任せてくれたまえ!

量産型金時君ぐらい、ちょちょいのちょいさ!」

金時「ああ!?

なんだそりゃ、オイ、聞いてねえぞ酒呑!」

酒呑「おおきにどうもー☆

ドクターはん、この借りは晩酌でお返しさせてぇな?

さあ——宴はここから。

酔って、狂って、滾ってからが本番やわぁ!」

(中略)

マシュ「……シミュレーション戦闘、終了です。

双方とも霊核へのダメージは軽微なようですね。

あと、ええと、あれはソウルイーターです。

熊じゃありません。」

「とりあえず全員生きていて良かった」

マシュ「ドクターが悪ふざけをしたんです。

ドクター、ああいうのは良くないと思います。」

ロマニ「ごめん、ボクもつい興が乗って……

でも、あれぐらいしないと酒呑童子は収まらなかったと思うよ?

彼女は優雅そうに見えてもっとも凶暴な鬼だからね。

“つまらない”なんて理由で、藤丸君に襲いかかったかもだ。」

酒呑「ふふ、楽しかったわぁ。

マシュもマスターもほんにご苦労様。

うちの思い付きにちゃあんと付き合うてくれて、いい子、いい子。愛らしいわぁ。

それにもちろん、そこの、汗まみれの小僧もな。

即興にしてはいい啖呵切ってくれたやないの?

あの分なら京のお公家相手でも歌詠みなり何なりやれてたのとちゃうん?」

金時「歌やハイクなんざ二度と詠むか。

今の流行はバイクだろ、バイク。

……はぁ。くそ、熱くなっちまった。

涼しい顔しやがって……

結局遊ばれちまったか。

どこからどこまでが芝居だっての……

あーくそ……疲れたぜ……。」

酒呑「ふふふふふふ。

どこまでかって?

そら当然、どこまでだってうちは本気やわ。」

金時「……お、おう。」

酒呑「ふふふ、まだまだガキやなぁ。

こぉんなに身の丈大きなイケメンなのに、なぁ。

酒に酔いながら命を奪い合う。

肌を重ね合いながら騙し合うのこそ乙やないか。

——なあ。マスターもそう思わへん?」

「は、はい。こ、こっちに振られるとは思わなかった」

マシュ「せ、先輩がたじろいでいます……!

しっかり!」

ロマニ「いやはや凄いな。

お酒の入った酒呑童子の前じゃ、英霊もマスターも興味と翻弄の対象でしかないのかな。

鬼というモノの習性なのか、それとも彼女自身の性質なのかまでは分からないけど。」

マシュ「……はい。

わ、わたしも、が、がんばります……。」

ロマニ「うん、マシュはそこはがんばらなくていいかな。

というか機器の調整の続きをしようね、うん。」

酒呑「ほほほ。あんじょうきばりや、小僧。」

金時「ぐぬぬ……!」

マシュ「…………翻弄…………。」