アナタは“主役”として戦う時は、その姿がいちばん強い……いえ、合っているのです。

幕間の物語(男性鯖)

ウェイバー「いいかげん観念して、ボクにかけた呪いを解け!」

メドゥーサ「?

呪い……とはなんですか?

まさか、うちの姉さまたちがまたご迷惑を……」

ウェイバー「アンタはいいよ、いつも被害者だって知ってるから。

手荒なマネをしてゴメンな、そこで休んでてくれ。

それより、ステンノ、エウリュアレの二人!

ボクを若返らせた呪いだよ!」

エウリュアレ「若返らせた……?

え、なにそれ、じゃああのチンチクリン、もしかして——」

ステンノ「ふふ。

やっぱり気付いてなかったのね私は。

あの方はエルメロイⅡ世さまよ。

いまはなぜか少年時代の姿になっているけれど。」

エウリュアレ「うっそぉ!?

あの苦みばしったオジサマの元がアレなの!?

どれだけ苦労して育てばああなるのよ!?」

ウェイバー「こっちの事情だ、ほっといてくれ!

いや、ちょっと待て。

エウリュアレは知らなかったのか?」

エウリュアレ「うん、知らない。

というか、知ってたらもっといじってたわ。」

ウェイバー「……ってコトは。まさか……」

ステンノ「ええ、ご推察の通りでしてよロードさま♡

それ、私たちのせいじゃありませんの。」

ウェイバー「な——」

マシュ「な——」

「なんだってーーーー!?」

ウェイバー「じゃじゃじゃ、じゃあ何が原因なんだコレ!?

他に思い当たる外的要因がないんだぞ!?」

ロマニ「なんだ、外的要因がないなら答えは明白じゃないか。

もともとそういう成長をするってコトだろ?」

フォウ「フォウ。」

マシュ「論理的帰結ですね。

たんに、霊基再臨によって姿が若返った、と。」

エルメロイ「そ……そんな馬鹿な……

意味がないだろ、それ!?

霊基再臨は強くなるための変革だ!

もとの、半人前だったボクに戻ってどうするんだよ!?」

ステンノ「アナタにとって、その姿だからこそできるコトがある……

いえ、その姿にこそ“発想の原点”がある、という意味なのでしょうね。

ほら、サーヴァントとしての能力は落ちてはいないでしょう?

アナタは“主役”として戦う時は、その姿がいちばん強い……

いえ、合っているのです。

ふふ。

そんなことにも気付いていないなんて、愛らしいにもほどがあるでしょう?

だからつい遊んでしまいましたの。

退屈を癒やす贈り物として、最上級のものをいただきましたわ♡」

ウェイバー「ぐ……ぐぬぬ……ぐぬぬぬぬ……

またしても……またしても、いいように……!」

ステンノ「でも、もらってばかりでは私たちも心苦しいですから……

もう少し遊んでくださるなら、元に戻る霊薬の情報を教えないコトもありませんわ、エルメロイさま。」

マシュ「あー……先輩、行きましょう。

エルメロイさんはこの後、勝ち目のない戦いに挑むようです。」

ロマニ「……女神(ステンノ)にさんざん弄ばれてポイ捨てされる、か……

ボクも気をつけよう。」

「うん、カルデアに帰ろう。エルメロイさん、がんばって」

ウェイバー「ああ、先に帰ってろ、チクショウ!

見ていろ、すぐに元の姿に戻ってやるからなーー!」