玉藻の前というヤツは酷いサーヴァントなのだ。いや、今のヤツは改心している…風味? なので、酷いのは成長しきったアヤツなのだ。

幕間の物語(女性鯖)

キャット「話せば長くなるのだが、玉藻の前というヤツは酷いサーヴァントなのだ。

いや、今のヤツは改心している……風味?

なので、酷いのは成長しきったアヤツなのだ。

妖狐は尻尾が一本増えるごとに霊力が倍になるが、九尾の狐となると更にトンデもないコトになる。

なので、そんな自分に恐れおののき、このままでは婚期を逃すと焦ったヤツは増えた尻尾を引き裂いた。

そのうちの一本がアタシ、タマモキャットなのだ……と。」

キャット「よし、待たせたなご主人!

今日はロブスターを豪快に調理してみた!」

マシュ「おお……」

「ソテーにした後、丁寧に煮込む……だと?」

キャット「さあレモンを使え。

もっと美味しくなるゾ。」

マシュ「おお……

人類が文明を持つ意味がここにあったのですね……

優れた調理法こそ、獣と人間をわかつ壁でした……」

ロマニ「作ってくれたのはキャットだけどね。

む? 

……みんな。おくつろぎのところ申し訳ないが……」

マシュ「まさか、この状況で意味もなく敵襲ですか?

アパルトメントの中なのに!?」

魔物の影「EeeeeeeeeeBeeeeeeeeeーー!」

ロマニ「どうやら料理の匂いにつられてやってきたようだ!

理由はあれだが手強いぞ!

なぜなら——」

マシュ「シャ、シャドウサーヴァント!?

それもバーサーカーばかり!?」

ロマニ「そう、いかにも腹を空かせている感じなサーヴァントたちのシャドウだ!

今までの雑魚たちとはレベルが違う!

注意してくれ!

そしてロブスターを守りきり、ボクにまで届けてほしい! 切実に!」

キャット「………………ぬぬう。

これはマズい。

同じ芸風なのでアタシにはわかる。」

「どうした、キャット? ……もしかして、勝てない?」

キャット「うむ。

今のアタシではあの人面獣(ケダモノーズ)を倒すことは難しい。

だが……先ほど言ったコトなのだ、ご主人。

アタシたちは真剣(シリアス)になると悪いモノになる。

なので今まで宝具は封じていたのだが……

ご主人は、アタシが強いと助かるか?」

「もちろん」

キャット「では、アタシが強いと大好きか?」

「もちろん!」

キャット「うむ、では仕方ない、アタシも素直になる時だ!

今日から本気をだすとしましょう!」

(戦闘後)

マシュ「敵サーヴァント、消滅。

マスター、ロブスターを死守しました。」

キャット「マシュもなかなかのエビ使い。

台所に立てばさぞ腕のいい奥さんになろう。」

マシュ「お、奥さん、ですか……!?

いい、いえ、でも、わたしは調理の経験がなくて……」

キャット「調理と戦闘は似たようなものだぞ?

同じぐらい血なまぐさくて、同じぐらい興奮する。

食材と戦い、より巧くさばいたものがいただく。

男女関係も同じなのだな。

勝った方が食べるのだ!」

マシュ「ほほう……参考になる新説です。

より詳しくお願いします、キャット先生。」

ロマニ「(止めなくていいのかい藤丸君。

なにやら不穏なフラグが立ってるよ、あれ?)」

「キャットに友人ができるのはいいことだ」

キャット「しかし、ついに宝具を解禁してしまった……

陰気後宮を満たし みな正体を見失う。

ここは午睡の楽園、彼は誰時 誰そ彼の狭間なり——

わりとヤバめな逸話をカタチにしたものだが、使いやすさは保証付きだ。

ガシガシ使うがよい。

ではご主人、今後は注意深くアタシを扱ってほしい。

厳しく、甘く、そして時には優しくナ!」