「トトーリ名物ゼロシキまんじゅうのスペバ特別バージョンこそ優先されるべき、かと」「そんなふざけたミッション、まるで聞き覚えがないんですけどぉ!?」

幕間の物語(女性鯖)

X「だーっ! ぺっぺっ!

もう、こんなところにまでじゃりじゃりが!

雨のかわりに砂が降っています、この惑星!

行けども行けども砂ばかりです!

なんでしょう、砂の豪雨が晴れたらおつぎは虹でもかかるのでしょうか!?」

Xオルタ「砂の虹という表現は素敵ですね。

非現実的で文学的です。

しかしこれは残念ながら、このトトーリ星系の軌道を取り巻くコスモ規模の砂嵐です。

嗚呼ぁぁ……。

こうしてはいられません、急がなくては!

ドゥ・スタリオンⅡが何者かに狙撃され、不時着するとは誤算でした。

治安悪化の報告は本当だったのですね。」

X「黒バケツにやらせた船体修理の完了を待てばよかったのでは!?」

Xオルタ「黒バケツではなく黒騎士くんです。

第一、それでは間に合いません。

課題が……大切なアレが……

『スペースバックス』惑星トトーリ店開店記念の特製まんじゅうが売り切れてしまうので!」

X「え? 開店記念?

ヴィラン討伐の任務はいったいどこへ?」

Xオルタ「トトーリ名物ゼロシキまんじゅうのスペバ特別バージョンこそ優先されるべき、かと。」

X「ちょっ!?

そんなふざけたミッション、まるで聞き覚えがないんですけどぉ!?

……はあ。

熱心に現地の下調べをしていたと思ったら、そういうことですか……

そのお菓子への情熱をもっとサーヴァント界の平和のために……

——む!?

伏せて、えっちゃん!」

Xオルタ「わわっ。」

(弾丸を斬り弾く音)

X「むむっ、おそるべき正確な射撃……!!

敵は徒党を組んだ集団ですね。」

Xオルタ「もしやあの人影は……『スナバレイダー』?

惑星トトーリ、幻の砂漠の民では?

なるほど……わかりました……。

わかってきました。

スペースバックスの惑星進出をこころよく思わぬスナバレイダー過激派たちの仕業です!」

X「えーい、みみっちい!

コーヒー牛乳の利権ごときで殺されてたまりますか!

接近戦に持ち込めば楽勝でしょう!

行きますよ、えっちゃん!」

Xオルタ「ええ。

惑星トトーリの平和と……

おまんじゅうのために!」

(戦闘後)

???「予定外の獲物が顔を出したか。

やむを得んな……。」

(マイルーム場面へ)

Xオルタ「惑星トトーリでの事件は、巨大な陰謀の序章に過ぎなかったのです。

事件の背後で、まさかあの伝説の賞金稼ぎ(バウンティハンター)、デミ・フェットが糸を引いていたとは……。」

X「スナバレイダーどもに紛れてあんな強敵が潜んでいようとは予想もしなかったです……。

まんまと奴を取り逃がし、おかげで課題は失敗、またも居残り特訓のペナルティでした!」

マシュ「賞金稼ぎの……。」

メカエリ「デミ・フェット……。」

「デミ(ヤ)・フェット……」

Xオルタ「はい。

なんでも高額な懸賞金を積まれてようやく動く、ヴィラン連合からも恐れられる謎の男だとか。

実は何者かヒーローのオルタサーヴァントであり、デミ・フェットはコードネームに過ぎないという噂も。」

X「いま思い返しても口惜しい。

あの二挺拳銃クンがセイバーだったなら……。」

Xオルタ「まあ、課題の出来はともかくとして。

その後、おまんじゅうはしっかりと入手完了しましたので私的には結果良好でした。」

メカエリ「なるほど……コスモカルデア学園……。

正義の遂行者を育成する学園、と思いきや——

落ちこぼれサーヴァントたちを、どうにかこうにか使い物にするための慈善事業だったようですね。」

X「にゅぐぐぐぐ。

た……確かに成績(スコア)は振るいませんでしたが!

そもそもあのコスモなんたら学園の方針とやり方が私にふさわしくなかったのです!

特にエラそうな教師陣!」

メカエリ「それはご愁傷様です。

で、成績もふるわず、コンビとして連携も取れないお二人はあちらこちらの惑星へと派遣された、と。」

X「そうですよ!

学長ライオンヘッドの嫌がらせで!」