くっ!? なんでしょうこの己の暗黒面をまざまざと見せつけられる感じ…このセイバーは世に放ってはいけない…

幕間の物語(女性鯖)

マシュ「セイバー・THE・セイバー……ですか?」

X「そうです、あらゆるセイバーの中で最優、最強、最高の存在……、それこそが“セイバー・THE・セイバー”なのです!」

ロマニ「で、それを決める大会が開かれる、と……

ホントに?」

X「真実ですが、何か?」

ロマニ「(いや、キミほんとに聖剣の王さま?

という意味で聞いたんだけど……)」

X「とにかく。

全世界のセイバーが一堂に会した究極の祭典ですがもはや堪忍袋の緒が切れました!

なんで私に招待状が来ないんですか!!

まずセイバーの中でも唯一にして至高である私に、菓子折りとかベーコンハムソーセージを添えて丁重かつ厳かに招待状を送るべきでしょう!!」

「そ、そうだね……」

マシュ「こ、こうなるとヒロインXさんは誰にも止められませんね……」

X「とにかく、私をないがしろにするような大会を許すわけにはいきません。

早速乗り込んで真のセイバーとは斯く有るべし!

という事を叩き込んであげましょう!」

フォウ「フォーウ……」

(中略)

アルトリア「あの、すみません……、よくわからないまま連れてこられたのですが、これ、なんの催しです?」

X「ついにこの日が来てしまいましたか……

私と彼女は表裏一体……、光と影……

ですが、彼女を越えなければ私は真のセイバーにはなれないのです!!」

「いや、どっちも同じセイバーだし、あれ?」

マシュ「先輩……、ま、まあこれで最後ということなら、なんとかがんばれそうな気もします……」

X「我が名は最優、最強のセイバーにして究極のセイバー……、謎のヒロインX!!

なんだか並行世界とか因果律の関係で時空崩壊とか怖いですが覚悟してもらいます!!」

アルトリア「くっ!?

なんでしょうこの己の暗黒面をまざまざと見せつけられる感じ……

このセイバーは世に放ってはいけない……

理由は良くわかりませんが自分の為にも!!」

X「いざ、真のセイバーの座をかけて!!」

(戦闘後)

アルトリア「な、なんという暗黒のオーラ……

何があなたをそこまで掻き立てるのですか!?」

X「貴方にはわからないでしょう。

どんどん増える同じ顔の恐怖が……!!」

ロマニ「いや、凄くわかると思うけど……」

アルトリア「とにかくここで封じねば私のイメージもなんだかまずい気がします!!

星よ、いまこそ我が聖剣に力を!!

あの何か良くない私を払う力を!!」

X「我が聖剣よ、全てのセイバーを滅したまえ!

負けられない戦いがここにある!!」

マシュ「もう滅茶苦茶ですよ、これ!?」

(戦闘後)

アルトリア「そ、そんな馬鹿な……、ホームグラウンドかつ知名度MAXの私が敗れるとは……(がくー)」

X「……か、勝った、勝ちましたよマスター!!

ついに、ついに私が……

“セイバー・THE・セイバー”に!!」

「おめでとう、セイ……、じゃないヒロインX!!」

X「ありがとうございますマスター!

これでもう未知のセイバーに怯えて枕を濡らす日々ともさよならです!

ついに全てのセイバーが滅ぼされ、最高のセイバーである私が素敵で無敵に勝ち進む。

セイバーのための聖杯戦争……

真の聖杯戦争が幕を開けるのです!!」

X「ありがとうございます、みなさん!!

ありがとうございます、みなさん!!

全てのセイバーを超えた究極のセイバー。

そう、わたしこそが……

“セイバー・THE・セイバー”!!」

(大歓声)

???「……さん、……イバーさん、じゃなかった、謎のヒロインXさん!」

X「ところで皆さん、気づかなかったと思いますが実は私はアーサ……、はっ!!?」

マシュ「夕食のおうどんができましたから、そろそろ起きてください。」

(起き上がる音)

X「こ、これは……、まさか……」

「おうどん食べないの?」

X「いまどき夢オチって!?」

フォウ「フォーウ!!」