レッドリングデスホット! このシーズンのグンタマときたら湿度五千パーセントときてるので! だから帰ってきたくなかったんです!

幕間の物語(女性鯖)

「二人はどんな惑星に行ったの?」

Xオルタ「そうですね。

幾つもの危険な星へと送り出されましたが……。

思い出深い星を一つ挙げるとすれば……

忘れもしない、惑星『グンタマ』での出来事。」

マシュ「……惑星グンタマ?

その名前には聞き覚えが。

もしかして、ヒロインXさんの出身星では?」

X「ふふ。さっすがマシュ!  

よくご存じで!」

Xオルタ「その通りです。

バカンスシーズンの休校期に、帰省するXさんに私も寄生しまして。」

X「私はべつに、えっちゃんの同行も、そもそも帰省も全然望んでいなかったんですがー。

むしろぜーんぜん別の星へ遊びに行きたかったのですがー。」

Xオルタ「いろいろと学園でのペナルティが積み重なりまして、その条件でないと外出許可が下りなかったのです。」

X「ええ! なんという横暴!

思い出しても腹が立つ!」

ヒロインXX「ハハハハーー。

チャントシタ休暇ガアルダケ、全然マシデスネ。

イマニシテ、オモウトネ?」

X「笑いゴトではないですよーだっ!

おかげで私はえっちゃんを連れて、望みもしない里帰りをする羽目になったというわけです。」

Xオルタ「ううう……

なんですかこの未知の感覚は……。

これが惑星グンタマの波動……?

グンタマの呪いですか……?

何か水のようなものが皮膚をじっとりと這い流れ、まったく思考がまとまりません。

とても不快です。」

X「それは汗でしょうが。

暑いんですよ! 単にクソ熱いんです!

レッドリングデスホット!

このシーズンのグンタマときたら湿度五千パーセントときてるので!

だから帰ってきたくなかったんです!」

Xオルタ「Xさん、私はもうだめです。

ここで死にます。」

(倒れる音)

X「えっちゃん起きてー!

あー! 荷物がふえました!

脱げばよかろうなのだ! 暑いなら!

ええい水着サーヴァントとかオールタイム需要MAXでしょうが!

私は死んでも水着になったりなどしませんが!

ええ!

しかし……。

これほどまでにグンタマは野性味あふれた文明/ZEROな環境だったでしょうか……?

もうすこし高原の風そよぐ避暑地っぽい場所だった気が。

私のいない間にいったい何が……

ハッ……!?」

『ごはん・オア・ダイ……』

X「起きてください、えっちゃん!

蛮族です! 見知らぬ蛮族が湧いてます!」

Xオルタ「脱ぎません……絶対に脱ぎませんので……。

凍えてしまいますので……フリーズです……。」

(マイルーム場面へ)

Xオルタ「出会いは唐突、と言いますか——

本気で霊基を狩られかけましたが、色々あって襲撃者とは和解しました。

その後、グンタマの女豹タイガージャガーパンサーは思わぬ人気サーヴァントになりました。」

ヒロインXX「シーズン中盤、子供ノファンニ異様ナ人気ガ出タエピソードデスネ。

不思議ノ惑星グンタマシリーズ、トシテスピンオフ作品ガ次々ト——。」

X「そうそう、私も一躍人気者に……って、さっきから貴様ァ、さてはネタバレ厨ですか!?」

ヒロインXX「アー、イエ、チガイマス。

タダノマニアデス。

豊富ナ知識ヲツイツイ自慢シテシマウノデス。」

Xオルタ「なるほど。

ロボットさんは、ずばりXさんの熱烈なファンですね?

だから、どことなくXさんのスタイルを真似していらっしゃるのでは?」

ヒロインXX「(……むう。シーズン1とはいえ、我が事ながらここまで察しが悪いとは……)

アッ、ハイ。

ソンナ気ガシテキマシタ。ピボピボ。」

Xオルタ「学園を訪れる以前の、私のあいまいな過去……、その記憶を取り戻す鍵がこの眼鏡にあった。

……という秘密が明かされたのもグンタマでした。

そしてその後の——

『決戦! 二重惑星エーサバの橋を破壊せよ』

……へと繋がっていくわけです。

つまり、ファーストシーズンのクライマックスです。」

ヒロインXX「……? ハ?

エーサバ? クライマックス?

(エーサバとか……初耳です。

まったく聞いた事の無い星なのですが?)」

マシュ「その惑星……エーサバ?

にもまた、Xさんとえっちゃんさんのお二人で乗り込まれたと?」

Xオルタ「もちのもちもちずんだ餅です。

そのエピソードの頃になりますと、私とXさんが異なる任務にあたれば、星ふたつが壊滅する。だがしかし——

二人が一緒に挑めば、星ひとつの犠牲で済むのだ。

……と評判のコンビでしたからね。」

X「うえー。」

メカエリ「クスッ……ずんだ……クスクス……

なんて独特な響きなのでしょう……。

……あ、いえ。コホン。

カジュアルに惑星を破壊しないように。

それで?

決戦、という言葉が耳に届きましたが。」

Xオルタ「はい。大決戦です。

なので私とXさんだけでなく他の生徒たちも。

そして現役ヒーローサーヴァントの教師陣もおりました。

すでにそれは課題ではなく、軍事的な作戦でした。

とても重要な。」

X「惑星エーサバ……。

うう……その名を聞くとなぜか息苦しくなり胸が締め付けられます……。」

Xオルタ「……………………。」

ヒロインXX「……?(どういうことです?)」

ソンナ、エピソードハ、私ノ記憶ニ……

イエ、視聴シタ覚エガ、ナイノデスガ?」

Xオルタ「おや。

ロボットさんもチェックが甘いですね。

——人工衛星『エーサバ』。

それはヴィラン連合に襲撃され、占拠された巨大工場。

惑星間ブリッジによって接続された二重惑星です。

ヴィランたちは巨大工場の超技術を転用し、軍事用ロボットを大量生産していました。

一体一体はサーヴァントの敵ではなくとも、奴らは無敵に出現し徹底的に抗戦してくるのです。

事態打開のために製造基地の奪還が作戦の目的となりました。」