タマモぉ、ちょっとわかんな〜〜い♡ そんな気がしないこともなくなくないというかー。前世の事とか尋ねられても保証期間外と申しますかー。

幕間の物語(女性鯖)

哪吒「——主(マスター)!

助太刀 知恵立て 無用。

これは鍛錬なり!」

「知っております」

弁慶「まっこと素晴らしきかな、哪吒殿。

なかなかの御腕前!

拙僧のしごく長刀も冴え渡るというもの。

特にその面妖なる槍が、ことのほかよい!

火尖槍と申すのでしたな?

我々の“サークル仏法僧”の入会資格は、まずもって万全であろう!」

哪吒「——???

理解 置いてけぼり。

仏法僧というか ただのブッソウ?

でも 鍛錬の連携

熱烈なる歓迎に 感謝。」

三蔵「あれえ?

いつのまにサークル入会の試練になってたの、コレ?

べつに、あたしたち仏門の集いには誰だってウェルカムなんですけど。

でもそうね、哪吒がカルデアに来てくれたなんてほんっと感激だわ!

鍛錬だけなんていわずに、何でも付き合っちゃう!

精進スイーツから、袈裟選び、お寺デート、——どんとござれよ?」

哪吒「それは自分が 堕落したい だけ。」

玉藻「…………あのーですねえ。

旧交の縁も、同好の縁も、温められるのは大いに結構なのですが。

私、そんなサークルに入会希望したおぼえはま……ったくないのですけれど?

というか、いきなりガシッと連れてこられて、これ拉致じゃないですかぁ!?」

マシュ「……そ、そうだったんですか。

なぜ玉藻さんがいらっしゃるのかと。」

玉藻「ハイ。

疑問に思ってくださる人がいて安心いたしました。

あ、でも、マスターも入会を検討なされるのでしたら、前向きに検討いたしますが?

結果オーライ的な?」

哪吒「主に 近づくな!

妖狐!」

玉藻「みこっ!?

尻尾の先が、照りっとバーニング!?」

マシュ「哪吒さん!?

いきなり火尖槍をぶっぱなしました?」

「もうシミュレーターじゃないよ?」

弁慶「うむ、実は哪吒殿のたっての望みで、玉藻殿と手合わせがしたいと。」

哪吒「手合わせにあらず!

仕留めて 息の根を 止める!」

玉藻「はああ?

どうりで戦闘中も私ばっかり狙われると?

なんなのです、やぶからぼうに!」

マシュ「もしかして哪吒さん。

玉藻さんを『封神演義』の——

殷の紂王を陥れた、妖狐の妲己と思われて?」

哪吒「是(いえす) 相違なし!

姦計と残忍において 並ぶもの無き女狐!

必ずや かるであを 瓦解させん!」

三蔵「へえー、そうだったんだ?

ねえねえじゃあ、昔々、天竺でコンコン言わせてた華陽夫人ってもしかして玉藻ちゃんなのかなぁ?」

玉藻「ん〜〜、んんん〜〜〜。

タマモぉ、ちょっとわかんな〜〜い♡

そんな気がしないこともなくなくないというかー。

前世の事とか尋ねられても保証期間外と申しますかー。」

「戦って勝った方を余の后とする!」

玉藻「みこっ!

前世(どこか)で聴いた覚えのあるフレーズですねぇ!

懐かしいのでやりますとも!」

哪吒「き、后? こ、断るっ!

なんで ボクが!?」

マシュ「そうです先輩!

そういう悪ふざけはよくありません!」

三蔵「そうよ、弟子!

やるならちゃんと公平に!

トーナメント方式とかで!」

哪吒「げ……玄奘!

この不始末坊主!」

三蔵「后問題はともかく——

因縁の仇敵……ね。

サーヴァントが集まれば、十分に起こりうる確執。

哪吒についても、いずれは噴出した問題ね。

せっかくあたしたちのサークルを頼ってくださったのだし——」

玉藻「1ミリも頼っておりません♡」

三蔵「——ここで禍根を残すのも、藤丸の今後の活動に差し障る。

どうかしら、二人とも?

せっかくシミュレーターなんてものがあるのだし、雑念は出し切ってしまいなさい?」

弁慶「ふむ……と申しますと?」

「一対一で正々堂々とバトル……とか?」

三蔵「——ええ。そうよ。

あたしだって、玉藻ちゃんが悪い英霊だなんてぜんぜん思ってはないけれど。」

哪吒「玄奘…………

それは割と 粋な 計らい。」

玉藻「……一対一?(耳ぴく)

……うふふ、ですよねっ。

当たり屋にやられたなら、どつき返しても構いませんよね?」

マシュ「玉藻さんが俄然やる気に……?」

玉藻「いいでしょう、受けて立ちます!

そして頼れる后の座を射止めます!

見ててくださいね、マスター☆」

哪吒「も、もう、后は 無関係!

——!!」

玉藻「さあ、正々堂々、一対一!

あちらもそちらも、この私です!

弊カルデアじゃ見たこと無いとか言わずによろしくお相手なさいまし!」

哪吒「分身!? 分霊!?

——是(いえす)!

この哪吒も 三面六臂の技には おぼえあり!

相手にとって 不足なし!」

(戦闘後)

哪吒「こののち いざ妖狐が 乱心すれど、このボクさえいれば 憂いなし!」

玉藻「負けました……ふぬぬぬぅ……。

完璧サーヴァントへの道は、一日にして、ならず……」

弁慶「されども、たいそうな接戦でござった。」

三蔵「そうかなあ?

哪吒はまだまだ修行の余地がありそうね。

でも成長できるって、いいことだわ。

ずっと童子の姿でいる哪吒には、尚更ね。」

哪吒「九十六洞の妖魔を封じた この哪吒

三妖だろうが百妖だろうが——」

「手加減してくれてありがとう玉藻」

玉藻「マスター…………はいっ。

マスターのおそばを予約済みの者として、当然の気配りです☆」