「ホント、同じAIとして許せません! こんな悪趣味なスキルを作って押しつけるとか、どこの悪魔なのかっ!?」「それBBだよね?」

幕間の物語(女性鯖)

BB「はい、以上がこれまでのお話でした。

状況、理解してもらえました?」

「じゃあ、ここは……リップのブレスト・バレーの中……!」

BB「はい、正解です!

嬉し恥ずかし、リップちゃんの中なのでーす!

本来なら王家の墓の棺桶捨て場っぽい景観なのですが、そこはサービスでSE.RA.PH風にしておきました!

いやー、でもどうなんでしょうね、本当に谷になってる胸の谷間(ブレスト・バレー)とか!

巨乳アピールもたいがいにしろ、という話だと思います!

女の子の体をなんだと思っているのでしょう!

ホント、同じAIとして許せません!

こんな悪趣味なスキルを作って押しつけるとか、どこの悪魔なのかっ!?」

「それBBだよね?」

BB「ひどい……

確かにわたしはリップの生みの親というか、リップを作った張本人ですけど……

リップのデザインには悪意はなかったというか、自分の嫌いなところを押しつけただけなので……

胸が四次元ポケットとか、なにそれ超面白い、キャラ立ってる! と思っただけなのに……

まあ、それより脱出の相談が先ですよね。

分かっていますとも。

率直に言いますと、リップのブレスト・バレーは一方通行のダストボックス。

一度捨てられたものは二度と現実には戻れない。

アナタは一生、死ぬ事もできずここで彷徨うのです。

——なーんて。

というのが以前のパッションリップでした。

奇しくも二度目の機会を与えられた彼女は自身の怪物性と向き合い、反省し、学習し、契約したマスターであればバレーから引き上げられるようになったのです!」

「良かった……じゃあすぐに」

BB「そうは問屋が卸しません!

こんな美味しいシチュを見逃すわたしだと思いましたか?

せっかくリップの中に入ったんですよ?

なら、もっと深い心(ところ)まで潜ってみたいと思いません?

女の子には秘密があります。

誰にも知られたくない本性、本質、嗜好、弱点。

それをわたしたちの世界ではこう呼ぶのです。

秘密の花園……シークレット・ガーデンと。

これを暴き、理解し、認め合うコトが月の裏側では重要視されました。

恥ずかしいですね!

まあ、完璧後輩であるBBちゃんにそんな弱点は一つもありませんでしたけど、それはまた別の話。

このSG(シークレット・ガーデン)を知ればマスターとサーヴァントの絆はさらに深まります。

どうです? 気になりません?

リップの秘密……具体的にいうとSG2、『被虐体質』。

リップがここのところ不調なのはこのSGがうまく機能していないからです。

リップは『自分だけで解決しなくちゃいけない』なんて言っていましたが、そんな発言自体がバッドガール。

だって、せっかく頼りになるマスターがいるんですから。

二人で一緒にリップの心と向き合ってください。

その時こそアルターエゴ・パッションリップは更なる力に目覚めるでしょう!」

「いいのかな……リップの承諾を得なくて……」

BB「はい、そんなわけでここからは脱出ゲームです!

リップの心を電脳的にマッピングしてみました。

名付けてサクラ迷宮ライト版!

電脳空間で作られた、恋とトラウマの心電図です!

道はなだらかな坂道になっていますので、マスターさんはこのまま上へ上へと向かってください。

途中、いくつかの障害がありますが、そこは知恵と勇気と悪戯心でヤンチャにブレイクだぜ!

え? 秘密を潜るのなら下じゃないか?

上だと地上に出てしまう?

細かなところに気がつく蟻さんですねぇ……

まあ、今回はあくまでスキルですから。

心の核、宝具強化の重要ポイントである無垢心理領域にはまだ早すぎます。

そのレベルの話になった時は、リップと二人でちゃんと話し合ってからトライしてください。

ま、今回はほんと、BBちゃんの親心なのでサクラ迷宮は初級だけ。

束の間のワンダーランドに招待してあげる、というコトですよ、セ・ン・パ・イ?」