あれが今回の目的地、神秘の眠る孤島である! なんでも、ばみゅーだ? とらいあんぐる? そんな名前の海域だが、気にするな。

幕間の物語(女性鯖)

ネロ「そういうワケで、新たに英霊となったネロ・クラウディウスである。

うむ!

余ほどの天才であれば、英霊として扱われると信じていたぞ! 当然だな!」

ロマニ「……ローマでの別れが台無しだ。

さすがは皇帝さま、この自信満々さはブレないね……」

マシュ「そうですね。

でも、わたしはこの再会は嬉しいです。

改めて、これからもよろしくお願いしますネロさん。」

「うん、これからもよろしく、皇帝陛下」

ネロ「うむ!

しかし皇帝である前に余は貴様のサーヴァント。

これからは赤セイバーと呼ぶがよい!

おっと雑談に花を咲かせている場合ではなかったな。

コホン。

人理を継続せんとするカルデアの魔術師たちよ。

今は過ぎ去りし過去、有り得なかった戦いとなったが、余はその尽力を忘れてはいない。

改めて感謝する。大儀であった。

前回は本当に世話になったな、藤丸よ。

うむ——そして今回も世話になるぞ!

さあ、船を出せ!

余とマスターの出立だ!」

ネロ「うむ、うむ。

天気快晴にして波高し。

この分ならすぐに到着するな!」

「——ハッ!?」

ネロ「何を驚いている。

ここまで来れば観念し、おとなしく余の望みを叶えよ。

マシュを見よ。

もう完全に場に溶け込み、死んだ魚のような目で甲板で黄昏れているではないか。」

マシュ「……先輩……ネロさん……いえ、赤セイバーさんは、以前にも増して……強引……です……

わたしたちが状況を把握するより先に船に乗せて……

こんな……ところまで……うっ」

フォウ「フォウ、フォーウ!」

マシュ「ああ……酔い止め、ありがとうございますフォウさん……

赤セイバーさんの操舵はあホントにひど……うっ」

ネロ「む、見えてきたぞ、あれが今回の目的地、神秘の眠る孤島である!

なんでも、ばみゅーだ?

とらいあんぐる?

そんな名前の海域だが、気にするな。

さあ乗り込むぞ、藤丸、マシュ!」

「なんでですか!?」

ネロ「神秘の眠る島とくれば決まっていよう——

宝探しだ!」

(中略)

ネロ「邪魔者はあらかた片付けた。

マシュ、遠慮せずその宝箱を開けるがよい。

中にはさぞ見目麗しい財宝がこんもりと——」

マシュ「ここで残念なお知らせです、皇帝陛下。

どうぞ中をご覧ください。」

ネロ「な——空っぽではないか!?

このサインは……ペリカン?」

マシュ「……そうでしょうか。

わたしにはペンギンにしか見えませんが。」

「誰かに先を越されたね」

ネロ「むぅぅぅぅうう……!

しかし、まったくの無駄骨ではないぞ!

よく見れば取り残しもあるではないか。

先客とやらはよほど大雑把なバカ者と見た!

よい、これをもって凱旋とする。

此度はご苦労だったな、藤丸、マシュ。」

マシュ「……あの。

それはいいのですが、なぜこんな事を?

あか……いえ、皇帝陛下におかれましては、特に宝は必要ないと思われますが。」

ネロ「……うむ。

余の黄金律をもってすれば生活には困らぬ。

だが今は更なる資金が必要なのだ。」

「更なる資金……? なんのために……?」

ネロ「もちろん秘密だ!

いずれ明かす故、楽しみに待つがよい!」

マシュ「……だそうです、先輩。

皇帝陛下にはなにか遠大な計画があるようですね。

とりあえず、わたしたちも使えそうな資源を回収しましょう。

聖晶石、ありますよ?」