はあ。なんでお母様…BBまで一緒なんだろう。いまさら母親面のつもりなんでしょうか。すごく、すごく迷惑です。

幕間の物語(女性鯖)

「……という訳で、出口を目指す我々ですが……」

リップ「事情は分かりました。

外のリップがドジをしてごめんなさい。

わたしはリップの心の一部……SG2に該当するリップだから、そうお役には立てないと思いますけど……

藤丸さんが外に出られるまで、精一杯お助けしますね。

でも……はあ。

なんでお母様……BBまで一緒なんだろう。

いまさら母親面のつもりなんでしょうか。

すごく、すごく迷惑です。

BBの無神経。

空まわりのお節介ナース。

看護と支配の区別がつかない性悪AI。

お世話中、相手がイヤがっているなー、って気付いても自分を止められない所とか、ここ一番で自分の欲望に流されるところとか、格好わるいにも程があります。

だいたい、わたしのコト鈍くさいって言うけど、それだってBB由来だもん。

どうしようもないもん。

わたしを教育し直すなら自分の頭を直した方がいいと思う。

もっとも、直せば直すほどバグっていくのは目に見えてるけど。

元から頭、良くないんだし。」

「リップがここまで攻撃的になるなんて……!(……なるほど。これがSG2……)」

BB「……我が分身(アバター)ながら困りものですが、これがパッションリップの本質、その一です。

『被虐体質』はただそこにいるだけで周囲から攻撃され、迫害されるマイナススキルですが、それは何も『運が悪いから』だけではなく、本人にもその一端がある、というコトですね。」

リップ「……む。

一端とかないですぅーだ!

わたし、ちゃんと反省してますから!

他人任せのところは直して、自分で出来るコトは自分でやって、ちゃんと毎日成長してるもん!

そうですよね、藤丸さん!?

わたし、成長してるよね!?」

「確かに。(真剣に視線を合わせながら)」

リップ「ほら!

もう、『ただそこにいるだけ』でいじめられるリップじゃないんだから!

パッションリップは精神的にオトナになったのです!

ここで、脱・被虐体質! と宣言しちゃいます!」

BB「うわあ……

ここまで増長、いえ、勘違いしてたんですねぇ……

これではリップの体調も悪くなるというものです。

SGは秘密かつ弱点ですが、欠点ではない……

そして性癖はそう簡単に変えられるものではない、と分かっていなかったとは。

まあ、その思い上がりはすぐに糾されそうですが。

そろそろ次の関門が見えてきました。

ここからはマスターさんとリップだけの戦いです。

良い子ちゃんぶるリップだけでどこまで戦えるか?

わたしは司会席で見せてもらうとしましょう!」