私はこんなに、喋られる! お父様からも、愛して、もらっている! あなたとは、何もかも、何もかも、違うのよ!

幕間の物語(女性鯖)

???「——出た、わね。

欠陥品の、姉。」

フラン?「面白い、顔を、するのね。

それとも、自分の、顔を、鏡を、見たこと、ない?」

マシュ「フランさん、速いですってば……。

え……!?」

「フランがもう一人……?」

フラン?「それが、新しい、マスター、なのね。

やっぱり、欠陥品は、モラルも、欠如している。

——主に、見捨てられたら、死ぬ。

——それが、私たちの、掟でしょう。

なのに、英霊にまで、なって、新しいマスターに、忠誠を誓いなんて、姉さんは、人工神経の髄まで、欠陥品。」

フラン「ゥゥ……!」

フラン?「ああ、そうか。

喋れないのね、可哀想な、姉さん!

私はこんなに、喋られる!

お父様からも、愛して、もらっている!

あなたとは、何もかも、何もかも、違うのよ!」

マシュ「何者ですか、あなたは。

それから——

この砦の人間を、何処にやりました。」

フラン?「莫迦な、人間。

質問をすれば、答えが返ってくるとでも?」

マシュ「いいえ、その回答で明瞭です。

——あなたは、この砦の人間を死に追いやった。」

フラン?「ふふふ。違うわ。

死に、追いやったのでは、なく。

新しい、生を、与えて、あげた、のよ。」

マシュ「え…………!? まさか……!」

ロマニ「わかったぞ!

あのホムンクルス、素材に人間が使われている!

君も知っての通り、ホムンクルスは魔術回路を素体として鋳造されるものだが——

これは、死体を加工して魔力で動かしている。

ホムンクルスというよりは、フランと同じ……

人造人間に近い!」

フラン?「アハハハハ!

それじゃ、まずは小手調べ。

頑張ってね、姉さん。」

マシュ「……来ます!

フランさん、準備を!」

フラン「ゥ……。」

「フラン! 落ち着け!」

フラン「…………ゥ(こくこく)

ナーーーーーーーーーーーーーーーーオゥゥゥゥゥ!!」

(戦闘後)

フラン?「——ふん、そんなもの、でしょうね。

なら、いいわ。私が、相手を、する。

あなたたちは、いい、テストケース。

私は、まだ……完璧では、ない。

でも、きっと、姉さんを、倒せば。

きっと、絶対に、必ず、完璧に——なる。

行くよ……!」

フラン「シャーーーーッ!!」

(戦闘後)

フラン?「くっ……!?

そんな、こんなに、強い、はずが……!!」

???「——帰ってきなさい。」

フラン?「……お父様!?」

フラン「……!!」

???「充分にサンプルは採れた。

ここからは引き上げよう。

心配するな。

君は必ず、完璧になれる。」

フラン?「……わかり、ました。」

マシュ「逃さない……!!」

フラン?「——『磔刑の雷樹ブラステッド・ツリー

(激しい雷撃)

マシュ「くっ……!!」

フラン「……ゥゥ!!」

フラン?「さよなら、姉さん。

次に、会うときは、多分、別れの、ときね。」

フラン「……ゥ。」

マシュ「逃げられました……!

ドクター!」

ロマニ「ダメだ。

魔力の残滓すら残っていない。

……というかアレだ。

今更気付いたんだけど、砦に続いていた魔力の残滓って罠だったんだね……。

うん、綺麗さっぱり痕跡はない。

追跡は不可能だ。

ごめんなさい……。

一応、彼女のデータそのものは取得した。

次に出現したときは追跡できる……と思う。」

フラン「ゥゥゥゥ……!」

「次は決着をつけよう!」

マシュ「そうですね。

私たちももっと強くならなくては……。」

フラン「……ゥ、ゥ(こくこく)。」